ARTI E MESTIERIを脱退したベーシストGigi Venegoniが新たに結成したジャズ・ロックグループの77年デビュー作。ARTI E MESTIERIの硬派なジャズ・ロックとはまた違ったラテン・テイストを感じるリズミカルなサウンドを放っており、技巧的なドラマーに加えて、特にコンガをはじめとしたパーカッションを散りばめた音楽性が垢抜けた都会的な雰囲気を演出しています。また、音楽性自体がかなりキャッチーで聴きやすく、当時の潮流を意識した作風と言えますが、変拍子の応酬など確実なテクニックに裏打ちされたパフォーマンスであり、シタールなどの民族色もさり気なく配置されたエキゾッチックな傑作となっています。
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