65年に結成され、Jean-Jaques Kravetzのオルガン中心にしたブラック・ミュージックの色濃いハード・ロックを放つ個性的なグループの70年デビュー作。基本となるのはジャズ色の強いオルガン・ロックですが、Jean-Jaques Kravetzのオルガンは、セクションによってその音楽性をガラリと変え、ジャズからクラシック、ブルース、ハード・ロック、VERTIGO系などを使い分けています。アクセントで加わるハープシコードやピアノも楽曲に多彩な魅力を埋め込み、加えて、ゴスペル・ボーカリストInga Rumpfの参加がバンドに非常に個性的な色を与えています。
TOMORROW'S GIFT/TOMORROWS GIFT
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
2,490円(税込2,739円)
元FAMILYのROGER CHAPMANとCHARLIE WHITNEYを中心とするグループ、VERTIGOレーベルよりリリースされた76年作
1,272円(税込1,399円)
MAMA LION FEAT NEIL MERRYWEATHER/GIMME SOME LOVIN
エキセントリックなシャウトが魅力の女性ヴォーカルLynn Carey擁する米ハード・グループ、72年と73年の未発表音減集
2,490円(税込2,739円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Life Without Pain |
2. Rosalie Part 1 |
3. Otium |
4. Rosalie Part 2 |
5. Indian Rope Man |
6. Morning |
7. Floating Part 1 |
8. Baroque |
9. Floating Part 2 |
10. Roadriding (Bonus Track) |
11. Time Makes Wise (Bonus Track) |
75年リリース、英国クラシカル・ロックの頂点と言うべき大名盤!
天才ヴァイオリン奏者ダリル・ウェイ率いるグループ、71年リリースの2nd
72年発表、「英フォーク三種の神器」の一つ、ツイン・フィメール・ヴォーカルが美しいブリティッシュ・フォーク・ロックの傑作!
英国が誇る天才マルチ・プレイヤー、83年作、世界的ヒット・チューン「Moonlight Shadow」収録の人気作!
77年1st、オリジナル・ルネッサンスのメンバーで結成されたグループ、クラシカルで叙情性溢れる名作
71年作、RADIO GNOME3部作前夜という評価にとどまらない、摩訶不思議なGONGワールド全開の大傑作!
イタリア、前衛クラシカル・シンフォニック・ロックの大名作、74年リリース
フランス出身、70sユーロ・シンフォを代表する傑作、名手J.P.アラルセンの流麗かつ緊張感あふれるギターが炸裂する73年唯一作
RENAISSANCEやGENESIS、CAMELを受け継ぐポーランドの女性Voシンフォ・グループ、96年の大傑作1st!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
ゴリゴリのジャーマンハード良作(4 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
70年1st
オルガン中心としたハードな作風を得意としたドイツのグループ。
ブルースロックの雰囲気を基本に、クラシカルな部分も出しながら、なかなか
聴かせるバンドです。
オルガン中心として勢いよく攻める作風です。Inga Rumpfのソウルフルなボーカ
ルが個性的、現在はゴスペルシンガーだそうですが、それもうなずけます。
単なるブルースロックに終わらないところがポイントであり、その理由はやはり
ハードロックからクラシック、ジャズ、サイケデリックまでプログレ的に弾き分
けるキーボーディスト(名前から見て、恐らくフランス出身)の存在が大きいで
しょう。
クラシカルなオルガンロックの後にテンポを落としたブルースロックへとなだれ
込み、気だるくソウルフルなボーカルが響くと、なんとも言えない味があり文句
なしにカッコイイですね。
オルガンロックファンは必聴でしょう。
ヨーロッパの明るさと熱さを象徴(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
インガ・ラムフを検索すると、アイドル歌手だった過去の動画まで出てきます。「人形の家」の頃の弘田三枝子に似た外見で、野太い声でポップスを歌っています。前身は、フォークの大所帯バンドとして結成されていて、ダグマー・クラウゼも在籍していたとか。69年にドラマー、カールステン・ボーンが、ラムフやジャン・ジャック・クラベッツをスカウトしてフラムピーになりました。ラムフは、アイドル歌謡から抜けてやりたかったゴスペル・オリジンの歌い方ができるようになったわけです。
クラベッツのオルガン・アドリブを主体にした自由な演奏が続きます。前半後半に分かれた長い曲が多く、ピークではラムフの迫力ある声が曲を盛り上げます。大変劇的な曲たちです。クラベッツの演奏は、ディープ・パープルやELPのユーザー層をヒットしそうですし、ラムフのボーカルはR&Bのユーザーに新たな驚きをもたらすでしょう。ラムフは現在もソロとして活動しています。いやはや、圧倒的な歌唱力です。
わたしは「太陽にほえろ」の劇中音楽にボディーブローのようなショックを受けていたようで、この頃のオルガン弾き倒しにはとても弱いです。英国の流行に乗っているようで独自な音なので時代を超えて聴ける音楽です。2021.12.15