GEM130(FLAWED GEMS) 【2015年発売CD】
ボーナス・トラックとして、71年11月ニューヨーク・カーネギー・ホールでのライヴ音源4曲と71年のデモ音源1曲を収録。
初期ツェッペリンにカントリー・フレイヴァーを注入した感じ!?
米オハイオ出身のハード・ロック・トリオ。Electric Lady Studiosにて録音され、71年にデッカからリリースされた2ndアルバム。まるでジョン・レンボーンかと思うようなクラシカルで気品あるアコギ爪弾き、ヴァイオリン奏法によりひっそりと奏でられるギターのメロディによるオープニングの格調高さにまずびっくり。そこから一転、リズム隊とエレキが爆音で切り込んでアグレッシヴなハード・ロックへと突入。それにしても、エレキの速弾きの切れ味は特筆もの!ツェッペリンを意識したリズミックな2曲目もカッコ良いし、3曲目はまたまた雰囲気一変、まどろんだコーラス・ワークが夢見心地で、メロディにはカントリー・フレイヴァーもあるし、4曲目は、バッドフィンガーあたりも彷彿させるハード・ポップだし、多彩な曲調が印象的。ツェッペリンゆずりの鋭いハード・ロック・アンサンブルとハイ・トーン・ヴォーカル、カントリーゆずりのポップ・フィーリングが彩る佳曲ぞろいです。演奏、楽曲ともにクオリティ高く、ハード・ロックのファンは必聴の快作です。
ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロック名作特集!
アメリカらしいキャッチーなメロディを持つハード・ロックももちろん魅力的ですが、コアなブリティッシュ・ハード・ロックのファンを唸らせるディープな名作もアメリカに数多く残されています。ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロックを特集いたしましょう。
エッジの立ったギターがスピーディーなリフを刻むスリリングなハード・ロックをテーマに、世界のロックを探求!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。