PPRCD030(PROGRESSIVE PROMOTION) 【2015年発売CD】
デジパック仕様、ポスター付き仕様。
ジャケとPVのセンスは正直よく分かりませんが、スポックス・ベアード的な伸びやかな男性ヴォーカル、中世的な気品を漂わせる女性ヴォーカル、そして、ジェントル・ジャイアントゆずりのコーラスは実に素晴らしいです。
Key奏者でありサックスやフルートなど管楽器奏者でもあるMarek Arnoldを中心に04年に結成されたジャーマン・シンフォニック・ロック・バンド。2015年作の4th。メンバーに男女リード・ヴォーカル2人が在籍していることに加え、複数のヴォーカリストがゲスト参加していて、ケルティックな透明感もある神秘的な多声コーラスからジェントル・ジャイアントを思わせる奇天烈なコーラスまで、多彩なヴォーカル・ワークがまず印象的。キーボードとギターとリズム隊が別々の拍子で切れ込んでくる、キレとグルーヴのある変拍子アンサンブルもまたジェントル・ジャイアントを彷彿。ハートウォームな男性ヴォーカルが伸びやかに歌い上げるところは、スポックス・ビアードに通じていますが、流麗な女性ヴォーカルが入ると、新聖ローマ帝国の遺産を継いだロマンが香ります。フックに富んだメロディとスリリングなアンサンブルに溢れたキャッチーなモダン・プログレ快作です。
ジェネシスの他、BIG BIG TRAINなど新鋭プログレにも影響を受けた英国のマルチミュージシャン、スケールの大きな14年デビュー作
2,790円(税込3,069円)
IL CASTELLO DI ATLANTE/ARX ATLANTIS
93年デビューのイタリア新鋭、まるで「ジェネシス meets レ・オルメ」と言える幻想的なサウンドを聴かせる2016年作6th
1,690円(税込1,859円)
ORQUESTRA MIRASOL/D'OCA A OCA I TIRA QUE ET TOCA
スパニッシュ・ジャズ・ロック、1stからフュージョン色を増し、グッと流麗&テクニカルになった75年快作2nd!素晴らしい!
2,790円(税込3,069円)
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
レーベル管理上、デジパックに若干角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。
STERN-COMBO MEISSENで活動したキーボーディストを中心とするバンド、3部作の最終作!プログレ・メタルの攻撃性も交えて、ひたすら劇的に盛り上がるシンフォニック・ロックが今作も圧巻です。13年にわたった3部作を締めくくるのに相応しい聴き応えと風格!
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ジャケット・イメージだけで見捨てないで・・・(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
ドイツのシンフォ・バンド Seven Steps To The Green Doorの4作目。
1曲目「Possible Delayed」の美声女性Voで、「なかなか良さそう♪」と思い、2曲目・3曲目と聴いていって、「えっ!このバンド、こんなに良かったっけ!?」と思ったくらい進化した。
ドイツのバンドらしい叙情性を残しながら、英国産のような洗練された音作り。
変拍子を多用した演奏からメロディアスな曲調への変化をみせたり、ジェントル・ジャイアントを彷彿とさせる曲もあり、5曲目の「Imprisoned」ではデス調ヴォーカルが入ってきたりと変幻自在だ。
男性メインVoと美声女性Voのコーラスも美しいし、ピアノやメロトロンを聴かせるキーボードや、タイトなリズムを刻むリズムセクションもしっかりしている。
捨て曲はないが、何と言ってもラストの大曲「Ordinary Maniac」が聴かせ所だろう。
曲調の変化が激しいけれど、ノリがいい中盤からエレクトリック・バイオリンが加わり重厚な展開をみせる後半まで、一気に聴かせる。
しかし、何故こんなジャケットにしたのだろう!?
ジャケットも含めた総合的な作品がプログレだったはずなのだが、このセンスはよくわからない。
「ジャケ買い」という言葉が意味をなさなくなるくらい、音楽を表現していない。。。