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この猟犬スライドに憑き

ハウンド・ドッグ・テイラー

PCD23513() 【2004年発売CD】

ボーナス・トラック1曲、定価2300+税。

評価:50 1件のレビュー

シカゴ・ブルース・ギタリスト、11曲の未発表音源+3曲のスタジオ別テイクを収録

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レビュー一覧

評価:5 ブルーズ観がひっくり返る怪作(2 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

ほとんどライブ録音で2004年発売。音質を危惧して購入した覚えがあります。でも、それは十分…どころか異様な迫力がありまして、ひょっとしたらハウンドドッグのベストかも知れません。ハウンドドッグにはブルーズに対する固定観念を全部壊されました。ファズいギター二本に、全然抑制しないドラムズと言う構成。ハウンド・ドッグの野太い声に、あっはっはーという笑い飛ばしです。この人の演奏は実に楽しそうです。レコード・デビューしたのが56歳。シカゴ界隈で彼とハウスロッカーズは、一人当たり15ドルでギグをこなしていたという話です。シカゴで最もチープな出演料だったとか。ハウンドドッグは足が悪くて、常に椅子に座っていたそうです。その代わり、ブリューワー・フィリップスがギターぶら下げながら踊っていた、という。何と言う奴らでしょうか。

録音されたのが74年周辺。実はハウンドドッグの晩年になってしまいます。少ない録音は、わたしのブルーズ・フェイバリットになっています。

わが国で「ブルース」というと、何か怨念とか悲恋とかネガティブなものを連想してしまいます。でも、シカゴ・ブルーズには、そんなものをあまり感じません。シカゴが破天荒で暴れん坊で明るいブルーズなら、それがブルーズの世界標準です。あまりクラプトン様を神格化しないように。2023.10.06

ナイスレビューですね!