北欧はスウェーデン出身、管楽器奏者、鍵盤奏者を含む大所帯のサイケ/アシッド・フォーク・ロック・グループ。70年作の2nd。前作1stと基本的には同一線上のサウンドですが、ちょっぴりロック色が強まったような印象。内容は素晴らしく、ずばりKevin Ayersのファンは間違いなく気に入るでしょう。寝ぼけ眼でまだまだ夢の中なテナー・ヴォイスのヴォーカル、素っ頓狂なブラスやリコーダーやフィドル、ドリーミーでリリカルなピアノ。ボードヴィル調や北欧ダンス・ミュージック的なエッセンスが、アシッド臭の回りを柔らかく包み、北欧らしく牧歌的で長閑なサウンドを描いています。愛すべき北欧の好グループです。ケヴィン・エアーズやデヴィッド・アレンのファンは是非!
ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
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