MNWCD39(MNW)
極北サイケ絵巻、恐るべし。フィドルが雲覆う寒空に突き刺さったり、と思ったら、ハッとするほどに格調高く美しいピアノが流れたり。この北欧の名作を聴かずして、サイケ・ファンは務まりませんぞ〜!
北欧アヴァン/サイケデリック・ロックを代表するグループ。73年作。暗雲立ちこめるような重たいフィドルやブラス、呪文のようなヴォーカル、アシッド臭ただようフルートなどが渦巻くナンバーと、対象的にアコギがユラユラと弛緩し、眠たげなヴォーカルがたゆたうナンバーを軸に、雲覆う寒空に突き刺さったり、時折差し込む陽に包まれたり、極北サイケ絵巻を繰り広げています。ハッとするほどに格調高く美しいピアノが流れるなど、サイケと言っても、音楽的な素養は半端ではありません。さすが北欧サイケを代表するグループ!
ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
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北欧サイケの重鎮(0 拍手)
ニックのブギーさん レビューをすべて見る
民族音楽をベースとしながらも、そこはかとなく漂うサイケデリック・フィーリング。MNWレーベルを代表するバンドですね。ユルい"うたもの"もいい感じですね。