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1. ゲッティング・アップ |
2. ビッグ・バッグ |
3. ドーゾ・ドン |
4. ブライアン・ザ・スネイル |
5. ウィグリング |
6. ブラジル・ナッツ |
7. オランウータンゴ |
8. アズ・イット・ウィル・ビー |
9. ウープス・ゴーズ・マイ・ボディ |
10. サニー・デイ(12″ヴァージョン) |
11. アナザー・オランウータンゴ(リミックス) |
12. パパのニュー・ピッグバッグ(7″リミックス) |
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ファンクにしては大人しいホーンが残念(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
英国のニューウェーブは、パンクから発展したムーブメントでした。ロック界を掃除したあとは、シャンソンからアフリカ音楽まであらゆるポピュラー音楽を食いつくしていきました。ピッグ・バグは、ラテン、ファンクを追究するプロジェクトであり、非常な短命に終わったグループです。その割には「パパズ・ガット・ブランニュー・ビッグバグ」がヒットして(わが国ではホンダのTVCFに使用)、一世を風靡した記憶があります。わたしの印象では、ポップ・グループのサイモン・アンダーウッドの参加により浮上したグループです。
ポップ・グループは、大変高性能なファンク・バンドでした。解散したあと、ピッグ・バグのほか、リップ・リグ&パニック、マキシマム・ジョイ、マーク・ステュアート&マフィアを派生させ、英国ファンクの波をつくりました。いずれも短命に終わっています。リップ・リグ&パニックは好バンドでしたのに、CDさえ見当たりません。
シングルになった曲は乗りやすく、聴きやすいです。しかしロング・プレイになると彼らの実験的側面が出てきています。バンドのネックはホーン・セクションが単調であること。たえずユニゾンするだけで、ソロやアナーキーな演奏はあまり出てきません。ギターのカッティングや、自由に動き回るアンダーウッドのベースは好感持てます。メンバーにジャズの素養があれば違った結果になったと思います。2023.08.24