ウィルソン・フィリップス

意外とロック魂を感じるグループ（3 拍手）

たすけさん レビューをすべて見る

カケレコさんの在庫にこのCDが入ったの、初めてではないですか。ハードロック馬鹿のわたしが愛してやまない西海岸のガール・グループであります。90年にわたしは完全に洋楽リスナーを引退していて、FMでこれが流れた時、その足でCDショップに向かったぐらいインパクトありました。そのあと十数年は彼女たち以外の音楽を聴かなかったと思います。ソロやデュオ作まで全部所持しています。どなたもご存知のとおりの親の七光りトリオですが、どちらの親も手を貸していません。

チャイナ・フィリップスが高音と主にリード・ボーカル、若干ハスキーなウェンディ・ウィルスンが中音域とリード、お姉さんカーニーが低音域と和声を受け持ちます。わたしは特にカーニー姐さんの役割を買っていまして、のちにリリースされたレーザーディスクを見ると、見事なリーダーっぷりでした。彼女たちは見た目より音楽に注目してくれ、が本音だったでしょう。シーンは彼女たちを見捨てるのも早く、トリオでは2作が限界でした。その後それぞれ家庭に入ったり、ダイエットの専門家になったりしています。

ヒットしたのが「ホールド・オン」「リリース・ミー」「インパルシブ」「ザ・ドリーム・イズ・スティル・アライブ」。ほぼ全部なわけです。しかもジョー・ウォルシュとスティーブ・ルカサーが弾いていたとは知らなんだ。今クレジットを読み直して驚いているところです。2023.02.09