米インディアナ出身のコロラド育ち。70年代の初めにNYはグリニッジ・ヴィレッジにやって来た、生粋のフォーク・シンガーによる、78年発表の第三作目。我が国では、今作あたりから、当時、渋谷は道玄坂のロック喫茶ブラックホークが提唱していた「ヒューマン・ソング」のブームの中で、一部の熱心なファンから注目を集めはじめていたそうです。アルバムは全て、自身のレーベル「グレイト・ディヴァイン」からのリリースであり、終始メジャーな音楽シーンから背を向けるように活動してきた彼ですが、パフォーマーとしてだけでなく、「ソングライターズ・エクスチェンジ」で知られる新進ソングライターを中心にしたワークショップのオーガナイザーとして、またそこから発展した音楽雑誌「ファスト・フォーク」の初代編集責任者として、またインディー・レーベルの主宰者として、80年代以降のグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・リヴァイヴァルにおいて果たした役割と貢献の度合いは計り知れないと言われています。それにしてもなんて、飾り気の無い歌だろう!これこそ人生の哀愁と希望を秘めた、一人の男の歌!最高です…!どれも!
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