CD013(GARDEN OF DELIGHTS) 【94年発売CD】
廃盤。
奥ゆかしさというか秘宝感というか、ただならぬオーラですね。ゲルマンの深い森の魅力に溢れたクラシカル・オルガン・ロックの必殺盤ですよ!
75年に自主制作により発表されたジャーマン・プログレの激レア盤。くすんだトーンのオルガンを中心とするオルガン・ロックが基本ですが、クラシカルで格調高いピアノや教会音楽のような荘厳なコーラス、クラシカルな旋律を好むメロディアスなギターなど、バロック調の雰囲気をフィーチャーしているのがこのグループの持ち味。細かい手数でたいへん歌心溢れるドラムもセンス良いです。全体的になんというか奥ゆかしさというか、英国ものにはないジャーマンならではの秘宝感というか、ただならぬオーラが印象的。管弦楽器も取り入れるなど、音楽的に豊かなサウンドも自主制作とは思えない出来映え。ゲルマンの深い森の魅力に溢れた好作品。
70年の唯一のアルバム、SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコードが絶妙に絡んだ美しすぎる英国フォーク
1,590円(税込1,749円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
タイトルは「厭世」・「世界苦」の意。(5 拍手)
あんちょびさん レビューをすべて見る
オリジナルLPは400枚でプレミア物の自主制作ジャーマン・プログレ。
イエスの「危機」同様、ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」を題材にしているようだ。
同じ題材でもこちらは”寂しさ”や、”冬”な感じの音作りで構築されているような。
1曲目のみ女性Voで他は男性Vo、インスト部分がかなりのウェイトを占める。
ギターと鍵盤がそこそこテクニカルに奮闘、演奏面での聴き応えもある。
(強いて言えば、たまにフループみたいになるベースが欠点/笑)
自主制作故か、バンドのサウンドがやや軽いのが勿体無い。
2曲目のインスト曲が、自主制作バンドとは思えない完成度でちょっと驚き。
作品自体は☆5つだが音作りの部分で惜しくも☆4つ、という事で。