アルゼンチンのミュージシャン、79年作。鼻に掛かった甘くソフトな歌声としっとりと叙情性溢れるメロディが印象的な作品。ジャズ/フュージョン・タッチの流麗なアンサンブルも、メロディのリリシズムをグッと引き立てています。特にエレピやシンセによる濡れたフレーズがメロディと絶妙にマッチ。たいへん美しい逸品です。
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歌モノが素晴らしい良作(3 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
79年作
EMI Argentinaからドサッとリリースされたプログレ再発の1枚。
SUI GENERISでも活躍のキーボーディストの作品。
クロスオーバー、ジャズロックをベースにした、南米らしい女性
ボーカルが素敵な作品であり、前作の路線をさらに推し進めた
雰囲気となっているようです。
RAUL PORCHETTOの弾くエレピやストリングス系シンセサイザーの
伸びやかな響きも南米の情緒を感じされる温かみのあるもの。
ムダを一切省いた、洗練されたサウンドは目を見張るものがあり
ますね。
ジャズロックでもフュージョンでも甘みのあるシンフォニックサウ
ンドに聴かせてしまう南米プログレの心地よさを感じさせてくれる、
とても素晴らしい作品です。