CSC111(CONDORS CAVE)
ボーナス・トラック6曲。
アルゼンチンのSSWが亡命先のフランスのみでリリースした73年作。ハード・ロック/サイケ/アシッド・フォーク/プログレなどが渾然一体となった、万華鏡のような音世界を繰り広げるドラマチックな名作!
Luis Alberto Spinettaの1stソロにも参加したアルゼンチン出身のSSWがバックバンドNADAと共に制作、政治的弾圧を逃れ亡命していたフランスでのみリリースされた73年作。歪んだギターがのたうつアクの強いハード・ロックで威勢よく飛び出したかと思うと、不意にアコギが繊細につま弾かれるアシッド・フォーク風パートへと切り替わり、お次はノリの良いサイケ・ハードへと変化、ラストはヴァイオリンとギターがユニゾンでダイナミックに突き進むという、一曲の中で目まぐるしく展開するオープニング・ナンバーで、すでに彼独自のスタイルに取り込まれます。フルートがリリカルにさえずる心地よいフォーク・ロック・パート、優雅に流れるチェンバロをバックにちょっと前衛的で不思議な緊張感を保ち進行するクラシカル/チェンバー風パートなど、その後も実に多彩なサウンドが出入りして、まるで万華鏡を覗いているかのような音世界が築かれていくのが特徴です。そんなコロコロと表情を変える演奏の中で唯一不変なのが、いかにもアルゼンチン的な柔らかく鼻に抜けるハイトーンのスペイン語ヴォーカル。時に鼻歌のように長閑に伸び伸びと、時に熱くドラマチックに歌い上げる天性のヴォーカル・パフォーマンスも聴き物です。古くよりアルゼンチン・ロックの名作として知られた作品ですが、その評判に違う事のない逸品です。
BLACK SABBATH/NEVER SAY DIE TOUR 1978
『Never Say Die』ツアーより、ロンドン/米ペンシルバニア/米テキサスでのライヴを収録、全14曲
2,390円(税込2,629円)
【フシオーン紙ジャケ化記念】聴き手の予測を裏切る、屈折しまくりプログレ・セレクション!
スパニッシュ・プログレの名バンド、フシオーンの紙ジャケリリースを記念して、彼らに負けない屈折したサウンドを聴かせるプログレをセレクトいたします!
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