ジャーマン・ハード・グループ。70年〜75年にラジオ放送用に録音されたセッション音源。沸々としたエネルギーを内に秘めた雰囲気あるリズム隊、ブルージーにむせび泣くギター、格調高いピアノによるスローなパートから、ギターがテンション溢れるリフを刻むハード・エッジなパートへとなだれ込む大曲、繊細なヴォーカルが光るアコースティカルな小曲、狂気のヴァイオリンが炸裂するエキセントリックな楽曲など、多彩な楽曲を緩急自在に組み立てる雰囲気抜群のアンサンブルが聴き所。音と音の「間」を聴かせるほどの存在感があります。テクニック、センスともにかなりハイ・レベルで、このグループはかなり侮れません。ジャーマン・ロックの奥深さを伝える好発掘音源。発掘音源とは思えないほど音質はクリア。おすすめです。
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