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サグラッド・コラソン・ダ・テッラ
87年2nd
Marcus Vianaを中心に結成された、ブラジルのシンフォニックロックを語る上では
避けて通れない、名グループの作品。Marcus Vianaは今やサントラなどで大活躍の
大御所となりました。
大きく分けると前半は歌モノを中心に組み立てられ、後半はインスト部分を多く扱
うシンフォニックプログレです。前半のボーカルナンバーはキャッチーでコンパク
トにまとめられた印象であり、アダルトオリエンテッドな雰囲気すら漂っているの
ですが、メロディーの美しさに耳を奪われ、味わい深く聴くことが出来ます。日本
で言うところのTVのタイアップが付くなどしていたようなので、ある程度の分かり
やすさが求められたのかもしれませんね。後半は10分超えの曲もあり、ボーカルと
Marcus Vianaのヴァイオリンが交互に登場し、シンフォニックロックを展開。音楽
的にはアルバム冒頭こそスピード感がありますが、全体的にはメロウなイメージが
残ります。