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PINEFOREST CRUNCH
1996年の1st。北欧でもスウェーデンというとABBAの存在が大きいが、その影響からか美しい旋律を奏でるポップグループを排出する土地柄。彼らもその1つ。
90年代というとカーディガンズが同郷の成功者(セールス的に)であるが、彼らはその後輩。本作は、セールス的には10万枚とまずまずだったが、内容は光るものがある。
A.Eklundの柔らかでナイーブな雰囲気のVoと、絡むコーラスが実に爽やか。
かと思えば、中盤にはフォーキーな曲がいくつかあり、アコギにメロトロンがたまらなくよい。
AnglagardのDs、M.Olsson(Ds)がメンバー。そして彼が本作(そして次作以降も)にメロトロンを導入している。おなじみのストリングスだけではなく、パイプオルガン、ヴィオラ、木管楽器など様々なサウンドがあちこちに入り込んでいる。これらの音を探しながら聴くのも一興か。
プログレな音を求めるならおすすめしないが、90年代北欧ポップのシーンを垣間見る一枚として、すばらしい内容なのでご紹介したい。