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ヴァイオリン奏者のMARCUS VIANAを中心とするブラジルのグループ。87年の2nd。全体を2部構成にし、アルバムA面をロマンティシズム溢れる歌もの中心、アルバムB面をよりダイナミックなシンフォニック・ロックとして組み立てています。前作でも顕著だった彼らのメロディー・メーカーとしての才が爆発し、とにかく美しいヴォーカル・ナンバーが並ぶA面、そして、クラシカルな比重が高まり、よりドラマティックになったサウンドの中、ヴィアナのヴァイオリンが奔放に舞うB面とも、前作以上の完成度。ヴィアナのヴァイオリンはとにかく「舞う」という表現が似合います。天空へ弓矢を放つジャケットのごとくに高音へと駆け上がるフレーズの美しさ。何度聴いても感動を覚えます。傑作。
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
87年2nd
Marcus Vianaを中心に結成された、ブラジルのシンフォニックロックを語る上では
避けて通れない、名グループの作品。Marcus Vianaは今やサントラなどで大活躍の
大御所となりました。
大きく分けると前半は歌モノを中心に組み立てられ、後半はインスト部分を多く扱
うシンフォニックプログレです。前半のボーカルナンバーはキャッチーでコンパク
トにまとめられた印象であり、アダルトオリエンテッドな雰囲気すら漂っているの
ですが、メロディーの美しさに耳を奪われ、味わい深く聴くことが出来ます。日本
で言うところのTVのタイアップが付くなどしていたようなので、ある程度の分かり
やすさが求められたのかもしれませんね。後半は10分超えの曲もあり、ボーカルと
Marcus Vianaのヴァイオリンが交互に登場し、シンフォニックロックを展開。音楽
的にはアルバム冒頭こそスピード感がありますが、全体的にはメロウなイメージが
残ります。