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CLEARLIGHT
78年4th
フレンチプログレ代表格の1つ、Clearlightの4th。
今回もDidier Lockwoodをはじめゲストが多く参加しており、華やかな音世
界を聴かせます。
1stから3rdまでの作品の集大成と言った見方も可能な作品であり、1st路線
の浮遊感あるスペースロックと2ndで取り入れたジャズロックテイスト、そ
して前作3rdでのシンフォニックロックはさらに磨きをかけ、絶妙に融合さ
れています。全体的に管弦セクションの充実が楽曲に彩をもたらしており、
Didier Lockwoodのヴァイオリンは当然ですが、サックス、フルートも取り
入れられ、夢見心地なサウンドを展開しています。すでにリラクゼーション
ミュージック的な展開も見られ、解散後のシリル=ヴェルドーさんの音楽性
の一端が発見できます。
ジャケットから想像できる通り、東洋思想の影響を受けて構築されたサウン
ドなのですが、特に音楽性が東洋的と言うことはなくシリル=ヴェルドーさ
んのクラシカルなピアノもいつも通りであり、東洋思想の影響は、やはりメ
ディテーショナルな雰囲気など、精神性の部分でしょう。
シンフォニック系からヴァイオリンロック、フルートファンなど、幅広くア
ピールする作品です。