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TODD RUNDGREN
レコードをいっぱい所持していることが幸せなんだろうか。この盤を久々に出してきて、そんな思いを抱きながら聴いています。終活とかをする気ではありません。自分にとって必要なレコードだけがあればいい、とは良い音を聴いたとき共通に抱く感情です。そのぐらい素晴らしいです。いっぱい所持している理由は、わたしが全盤制覇するタチだからです。だからこの盤の音にたどり着いているんですけどね。
トッドが米国西海岸や英国ビートに影響受けていることは衆目の事実。わたしは加えてゴスペルが大きいのかな、と新たに思いました。彼のメロディ、コーラスワークの美しさを聴いて、そう感じました。バラードをテーマにした制作であると勘違いされています。これはメロディとメランコリーを追究するためのレコードです。ひとりで演奏していても、しっかりバンドサウンドになっているので安心してください。
さて、べたん、ぼこんというトッドのドラム録音は、彼のこだわりです。この録音は自分のレコードでないと出てきません。わざとローファイ録音にしています。この録音が何に由来するのか。次に書くときはそれをテーマにしましょう。2025.05.23