イタリアン・ロックの新鋭たちの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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サウンドのどこを切り取っても70年代イタリアン・プログレへの憧れが溢れ出るグループ。01年作の1st。暖かみ溢れるハモンドをバックにフルートが優美に舞うパート、繊細なタッチのアコギ弾き語りによる歌ものパート、手数多くシャープなドラムを土台に各楽器がスリリングなインタープレイを応酬するパートなどが次々と押し寄せるダイナミックな展開はこれぞイタリアン・プログレ。叙情性と緊張感、緻密さと豪快さのせめぎ合いにより生み出されるエネルギーは圧巻。名作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンド、2001年のデビュー作。アグレッシヴな高速変拍子の中、エッジの立ったテクニカルなギター、ジャジーなテイストを漂わせながらもエネルギッシュに弾きまくるハモンド、そして嵐のように吹き荒れる攻撃的なフルートが互いを食わんばかりに激突するスリリングなパフォーマンスが特徴です。テクニック一辺倒ではなく70s伊プログレの遺伝子を継ぐ幻想性もあり、緊張感あふれるパートからフルートがリードするファンタスティックなアンサンブルへと滑り降りていく展開は見事の一言。ぶつかり合いながらもバランスのとれたしなやかな曲展開には圧倒的なセンスを感じます。DEUS EX MACHINA、D.F.A.など現代イタリアのハード・プログレを好む方には問答無用で大推薦です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
スレあり
ミラノ出身、88年に1stアルバムをリリースしたイタリアン・プログレ・グループによる2024年作。冒頭の17分におよぶ大作から絶品で、叙情的かつ洗練されたピアノがリードするジャズとクラシックを絶妙に配分したリリシズム溢れるアンサンブルと、どこか幻想的な聴き心地を持つ英語ヴォーカルが織りなすドラマティックなサウンドに魅了されます。中盤ではギターとオルガン/シンセ/ピアノがテクニカルにやり合うスリリングなインスト・パートが挿入されこちらも見事です。よりポップでファンタジックになる2曲目からも、キーボード主体にめくるめく展開する演奏と、どことなくフィル・コリンズを感じるヴォーカルの組み合わせが実に良い感じ。このサウンド、GENESIS的であると共に「BAROCK PROJECT+初期SPOCK'S BEARD」なんてフレーズも浮かびます。硬軟自在でありながらも、一貫して奥ゆかしく気品のある音作りが魅惑的に響く素晴らしき一枚です!
70年代志向のプログレ・サウンドを目指して01年に結成され、2012年にデビューしたイタリアの新鋭プログレ・バンド、2024年作。冒頭から幽玄のメロトロンが湧き上がってきて高まる期待。ベースのキレのあるリフレインに輝かしいオルガンが被さり、ジャジーなドラムを得てアンサンブルがタイトに動き出します。確かな歌唱力でエキセントリックに歌い上げる英語ヴォーカルもナイスだし、ビシッと決まるキメのカッコ良さも特筆。エレピが幻想的に漂うパート、ギターが伸びやかにフレーズを紡ぐフュージョン風のパート、クラヴィネットが跳ねるファンキーなパート、オルガン主体のファンタスティックなパートなど、クルクルと場面が変わっていく演奏に翻弄されるのがとても楽しいです。そのいずれにも絡み鍵盤やギター以上の活躍を見せるのがベースで、クリス・スクワイアばりの硬質なトーンでゴリゴリとテクニカルに弾きまくっていて痛快無比。この聴き手に先を読ませない緻密かつ奔放なサウンド、GENTLE GIANTファンならきっと気に入るのではないでしょうか。カケレコメンド!
イタリアの新鋭プログレ・バンド、12年デビュー作。複雑な変拍子を鮮やかに決めていく肉感的なリズム隊の上を、ワイルドに唸るハモンド、振幅激しくうねるシンセを中心としたテクニカルなキーボード、硬質なギターがスピーディーかつエネルギッシュに躍動するヘヴィ・シンフォ・アンサンブルが圧巻!中でもキーボードは、キース・エマーソンが乗り移ったかのようにスリリングでキレのあるプレイを全編で披露しており、時にバンコを思わせるバロック調の重厚なプレイまでも聴かせるかなりの実力派。目まぐるしくヘヴィな演奏を主としながら、クラシカルなヴァイオリンやピアノが格調高く舞うパートも登場し、一曲の中で静動織り交ぜて表情豊かに展開していく、イタリアン・ロックならではの魅力を見事に発揮しています。キーボードとギターによる息もつかせぬスリリングな音の応酬と、イタリアらしいクラシカルな叙情性とが違和感なく同居するハイレベルな一枚です!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
側面部に色褪せあり
イタリアのグループ、05年作の2nd。どこを切り取っても溢れ出すリリシズム。どこまでもファンタスティックなアンサンブル。フックに富んだ魅力的なヴォーカル・メロディ。まさにジャケットのイメージ通りのシンフォニック・ロック。メタリックなギターをバランス良く織り交ぜており、甘くなり過ぎず適度に引き締まったサウンドが印象的。メロディ好きにはたまらない逸品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
90年代を代表するイタリアン・シンフォ・グループMOONGARDENで活躍したドラマー/マルチ奏者による12年作。イタリア然とした濃厚なヴォーカルを軸に、徹頭徹尾ドラマティックに進行する曲展開が圧巻のシンフォニック・ロック。GENESIS、CAMELを宿す優美な旋律を、ロング・トーンで泣きむせぶギターと叙情的なピアノ、壮麗なシンセなどが時に繊細に時に力強く紡いでいくさまは、涙なしでは聴けない素晴らしさ。幾重にも重なりあうシンセによって演出される大海原を思わせる音空間も、聴き手を引き込む圧倒的な雄大さを持って迫ってきます。零れ落ちんばかりのイタリアらしいドラマティシズムに包まれた名作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干圧痕あり
イタリアのヘヴィ・シンフォ・バンドによる22年3rdアルバム。99年にデビューを果たし、10年後の09年に2ndアルバムをリリース、そして今度は13年を経てリリースされたのが本作です。これはもうイタリアン・ロック・ファンは必聴ですよ。導入の短い1曲目を経て、いなたく刻む前のめりなリズムにオルガン&ギターがユニゾンで合わせフルートが奔放に舞う、アグレッシヴかつどこか祝祭感も香り立つアンサンブルに乗って、憂いの滲む伊語ヴォーカルで歌うこの2曲目。JETHRO TULL+OSANNAなんてフレーズが浮かんできます。ギターがこれでもかと哀愁ほとばしるソロで躍動する後半のドラマチックさは、OSANNAの叙情的なナンバーを想起させる素晴らしさ。伸びやかな美声で歌う男性ヴォーカルは時折Demetrio Stratos影響下の喉を使ったパフォーマンスも披露していて凄いです。この2曲目だけでもかなり熱くなれますが、同じくOSANNA好きには堪らない叙情バラードの3曲目、ヘヴィなギターを圧倒する熱量で爆走するハモンドのプレイが痛快無比な続く4曲目と各曲に込められたエネルギーが尋常ではありません。過去2作品が気に入っていた方なら、きっと13年待った甲斐があった...!と思える内容です。OSANNAファンは是非に!
帯付きの紙ジャケット仕様、内袋付仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
カンタベリー影響下の英プロジェクトZOPPのドラマーとして活動中のAndrea Monetaを含むメンバーで80年代前半に結成、88年〜97年にかけ3枚のアルバムを残すイタリアン・シンフォ・グループ。本作は88年デビュー作をリレコーディングした2024年作となります。MARILLIONをはじめPENDRAGONやIQなど当時の英ポンプ・ロックから強く影響を受けた、ひたすらファンタスティック&ドラマティックなシンフォニック・ロックを展開。華やかなシンセ&オルガンと叙情的な旋律を流麗に紡ぐギターを軸に疾走する抜けの良いアンサンブルに、思わずテンションが上がります。堂々たる英語ヴォーカルの存在もあって、イタリアのバンドという事を忘れるほどに英ポンプそのものと言える完成度の高いサウンドです。リレコーディングによって演奏のダイナミズムが格段にアップしていて、総合的に見てFISH期MARILLIONの諸作に肉薄するクオリティに仕上がっていると言っていいでしょう。英ポンプ・ファンには是非聴いて欲しい一枚!
11年10月にローマにて開催された第2回PROG EXHIBITIONからのパーフォーマンスを選り抜いたライブ作。STEVE HACKETT、MEL COLLINS、RICHARD SINCLAIRら英プログレの大御所と、GOBLIN、ARTI、BALLETTO DI BRONZOなどのイタリアン・ロック界の名バンドたちが互いの曲を共演するという夢のような内容となっており、プログレ・ファンにとってはまさに涙せずにはいられない音源が詰まっています。STEREOKIMONO、IL BACIO DELLA MEDUSAなどの00年以降の新鋭バンドが、往年の名バンドたちと比較しても何ら聴き劣りしない熱気に満ちたパフォーマンスを聴かせてくれるのも嬉しいところ。全編にわたり充実のステージであったことが音源を通して伺える好内容の一作です。
デジパック仕様、2枚組
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
17年結成のイタリアン・シンフォ・グループによる22年作3rdアルバム。前作まではキーボード・トリオ編成でしたが、キーボーディスト交代&ギタリスト加入で4人編成での制作となります。前作同様にCAMEL的と言える情景描写力に長けた繊細なタッチを見せつつも、分厚いキーボードが牽引するイタリアン・プログレらしいダイナミックさもたっぷり盛り込んだ傑作。ラティマーばりに泣く存在感あるギターにキーボーディストが兼任するフルートの切ない旋律が絡みCAMEL風サウンドが広がったかと思えば、スコンッと硬質なリズムに乗ってシンセがカラフルかつ緊張感を持って走り出すカッコいいパートがあり、さらにはチャーチ(風?)オルガンが鳴り響く荘厳なパートまでも飛び出して、重厚ながらも目まぐるしく場面転換するパフォーマンスは、これぞイタリアって感じで絶えずゾクゾクさせられます。叙情性とアグレッシヴさのバランスが素晴らしい、聴き応え抜群の一枚です!
現イタリアのジェネシス系シンフォ・バンドの筆頭格と言える彼らの21年作8th。勿論今作も変わらぬジェネシス愛っぷりが堪能できる作品ですが、『FOXTROT』『SELLING ENGLAND BY THE POUND』などのガブリエル期全盛の作品よりは『TRESPASS』や『WIND AND WUTHERING』あたりの格調高い幻想美を帯びたジェネシス・サウンドを志向している印象。まどろみを誘う淡いアコースティック・ギターの調べに流麗に絡むオルガンとピアノ、そしてそれらを包み込むようにゆったりと流れゆくメロトロン。あえて派手な展開を抑え、上記ジェネシス作品を思わせるしっとりとリリカルで格調高いサウンドを目指しているようで、他のジェネシス・フォロワーとは一線を画するスタイルを打ち出していると言っていいでしょう。そんな中にあってもPeter Gabrielにそっくり過ぎるヴォーカルにはやはりニンマリとしてしまいます。ジェネシス的世界観を壊さない程度にセンス良く散りばめられたエレクトロニックなアレンジも特徴で、ただのジェネシス・フォロワーに終わらない仕掛けも見事。『TRESPASS』『WIND AND WUTHERING』などしっとりめのジェネシス作品が特にお好きという方には是非聴いて欲しいです!
75年にペルージャで結成、当時はシングルのみを残し解散したイタリアン・シンフォ・バンド。83年の発掘音源が06年にリリースされたことを契機に活動を再開し、本作が4枚目のアルバムとなります。重くダイナミックに刻むリズム・セクション、つややかに疾走するシンセサイザー、とめどない叙情を帯びたギター、哀愁のサックス、そして情熱的に歌い上げる伊語ヴォーカルという王道的イタリアン・シンフォを、アコギ、フルート、ピアノが瑞々しく神秘的なタッチで彩るスタイルは以前より変わらぬ彼らの魅力。センス良く散りばめられたエレクトロニクスと幻想的で奥行きある生演奏との調和の素晴らしさは、FINISTERREあたりにも匹敵しています。神秘性溢れる世界観に終始魅せられる大充実作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微な汚れ・軽微な圧痕あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
80年代よりTV音楽/映画音楽の分野で活動してきたイタリアのキーボーディストVincenzo Riccaによるシンフォ・プロジェクト、3部作の最終章となる18年作3rd。3作を通じて参加するSteve Hackett、David Jacksonをはじめ、John Hackett、David Cross、Nick Magnusら英国プログレ勢に加え、RANESTRANEやTAPROBANといった現イタリアの実力派バンドからも多数がゲスト参加。何と言ってもこの古代ローマの情景が眼前に広がるかのような荘厳でスケール溢れるシンフォ・アンサンブルの素晴らしいことっ!クラシカルなオルガンと雄大に立ち上がる輝かしいムーグを中心とする堂々たるキーボードに、ハケット兄弟によるリリカルかつ妖艶に舞うフルートと持ち味のエモーション溢れるギターが絡んでいく、冒頭2曲からあまりに劇的な展開の連続にシンフォ・ファンなら息をのんで聴き入っているはず。David Jacksonのサックスが活躍するナンバーでは、OSANNAやIL BALLETTO DI BRONZOを想起させる邪悪さ滲むヘヴィ・シンフォが疾走。鈍い光沢を放つ重々しいサックスと厳粛なキーボード・コラールがスリリングに渦を巻くアンサンブルがカッコよすぎます。David Crossも悠久を紡ぐように格調高いヴァイオリンを披露しており、従来作に増して往年の名手達のプレイが存在感を発揮している印象です。エッジの立ったモダンな音を完全に排し、古代ローマを描いた作品世界への没入感を高めているのも特筆すべき点でしょう。まさに3部作のラストを飾るに相応しい壮大さとドラマチックさ。これはシンフォ・ファンなら必聴の一枚!
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
これまでにデモ作やライヴ作のみをリリースしていたイタリアのプログレ・バンドREBUSが改名し発表した13年デビュー作。ヴィンテージ感を持ちつつもキレのあるギター、70年代を通り越して60年代かと思うようなレトロなトーンのオルガン、各種シンセに熱っぽいフルート、メロトロン、そしてイタリアらしく朗々と響く男性ヴォーカルをフィーチャーしたエネルギッシュに渦巻くヘヴィ・シンフォを展開。リズムが現代的なタイトさシャープさを持っている以外は、ほぼ往年のイタリアン・プログレそのものと言える驚くべきヴィンテージ感を放っているのが最大の特徴です。その強烈なヴィンテージ感はそのままに、ワウを効かせたファンキー・チューンから、スウェーデンのサムラを思わせる狂騒的なテクニカル・トラッド・チューンまで、変幻自在に演奏してみせるテクニック、音楽センスは驚異的の一言。どのナンバーでも存在感みなぎるプレイを聴かせるヴァイオリンも圧巻です。他のどの伊バンドにも例えられない孤高のサウンドを聴かせる傑作!これは凄い新鋭です。
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリアのキーボード奏者Corrado Sardellaによるプロジェクト・バンド、4作目となる01年作。クラシックの確かな素養を感じさせるトニー・バンクス直系の華やかなキーボード・サウンドを軸に、ハケットをハードロック寄りにしたようなトーンのギターが縦横無尽に舞い、ヴァイオリンが凛とした叙情美を加えるあまりにファンタスティックなアンサンブル。そこに抜けの良いイタリア語ヴォーカルが入ると、初期GENESISへの憧憬が音から止めどなく溢れ出てくる、どこまでもファンタジックなシンフォニック・ロックが幕を開けます。17分、25分超の大曲を壮大なスケール感で描き切る構築的なセンス、そして描写力に優れた演奏技術に終始圧倒される傑作!
イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・フィーリング溢れるジャズ・ロック・バンドの20年作4th。CARAVANに通ずる牧歌的なポップ・センス&HATFIELDを思わせる淡い叙情性にまばゆい地中海色が交わった、愛らしく流麗なサウンドは本作も絶好調。さらに本作ではキレのある変拍子やちょっぴり奇抜なムーグ・シンセの音色を効果的に散りばめ、甘く爽やかなポップさとスパイシーな実験性が代わる代わる顔を覗かせるユーモアたっぷりの音世界を繰り広げています。この作風、Kevin Ayersのファンはかなりグッと来るはず…!本作もカケレコメンド!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
女性ヴォーカル兼key奏者とギタリストを中心に09年に結成され12年にデビューしたイタリアのプログレ・バンド、2023年作。ヴィンテージ・トーンでワイルドに唸るオルガン、ジャジーで洒脱なタッチのピアノ、ハード・ロック気質の骨太なギターらが絡み合いながら疾走する、バンド名通りの70年代テイスト満点のアンサンブルからして最高なのですが、やはり一番の特徴はケイト・ブッシュばりに妖艶な女性ヴォーカルの存在。と言ってもケイトほどエキセントリックではなく、少しミステリアスな空気を漂わせながらもしっとりと歌い上げるタイプで、美声女性ヴォーカル好きの方にもアピールする声質です。ピアノがリードするジャジーなパートでのお洒落な歌いぶりも堪りません。それにしても、この素晴らしいヴォーカル・パフォーマンスとヴィンテージ度100%のオルガンのプレイを同一人物が務めているとは、何という逸材でしょう。女性ヴォーカル&70年代憧憬サウンドという2つの人気要素を余すことなく楽しませてくれる快作!
イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループによる21年作。LETHE、THE WATCHで活動したギタリストValerio Vadoを中心とするプロジェクトで、オーストリアの詩人リルケの作品「オルフォイスへのソネット」を題材にしたコンセプト作です。ディレイやリヴァーブを深くかけたギターサウンドを繊細に折り重ねた夢想的かつ物悲しい音空間と、イタリア語による慈愛に満ちた女性ヴォーカルの調和が息をのむほど素晴らしいシンフォニック・フォークを奏でます。ギターはおそらくMike Oldfieldの影響下にありそうですが、Steve Hillageがプログレ・フォークをやったら...なんてフレーズも頭に浮かんできました。どこかAnnie Haslamの声質に似る女性ヴォーカルもスッと耳になじむ心地よさがあります。終始この世とは思えない幽玄の世界を描写するようなサウンドに圧倒される、ただならぬ一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
カビあり
フィンランド/イタリア/アメリカ出身のミュージシャン3人を中心とする人気シンフォ・グループの20年作8thアルバム。LATTE EMIELEのkey奏者Oliviero Lacagninaや元STERN MEISSENのサックス奏者Marek Arnold、IL TEMPIO DELLE CLEESIDREの女性ヴォーカルElisa Montaldoら過去作でもお馴染みのゲストに加え、本作ではあのKAYAKの中心メンバーTon Scherpenzeelも参加!過去作ではファンタジックで幻想的なシンフォ・サウンドを鳴らしてきましたが、本作はモーツァルトをはじめとする古典クラシックのモチーフを散りばめた、本格派クラシカル・シンフォニック・ロックを繰り広げていてビックリ。格調高く重厚なヴァイオリンの響きをバックに、陰影に富んだピアノとメロディアスに歌う芳醇なトーンのギターが絡み合い、荘厳なコーラスが湧き上がる2曲目なんて、NEW TROLLSの『CONCERTO GROSSO N.1』がお好きなら感動ものでしょう。そんなクラシカルな曲の合間に登場する、前作『TOKI NO KAZE』の続きのようなシンセやオルガンがファンタジックに溢れ出すナンバーも絶品です。丹念に歌い上げる哀愁の男性ヴォーカル、Elisa Montaldoによる儚げな美声ヴォーカル、そして柔らかな歌声が心地よい富山優子氏の日本語ヴォーカルと、多彩なヴォーカル陣も特筆。ボーナス・アルバム的位置づけとなっており、従来のような大作こそありませんが、本格的なクラシックのエッセンスを発揮した新たなSAMURAI OF PROGの一面を見せてくれる充実の必聴作!
紙ジャケット仕様、内袋付き仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリアの新鋭プログレ・グループ、75年にリリースされたCAMELの名コンセプト作「SNOW GOOSE」を全編カヴァーした13年作。本来がジャズ・ロック・バンドということもあり、リズム隊を始めとして締まりのあるジャズ・ロック・アンサンブルによるカヴァーが新鮮。しかし、ヴィンテージな味わいのオルガン/シンセ、リリカルに舞うフルート、そしてここぞという場面で甘くエモーショナルなトーンを奏でるラティマー調ギターと、キャメルを踏襲する要素が散りばめられており、原作をリスペクトしたスノーグースらしさはしっかりと生かされています。オリジナルにはない濃厚なイタリア語の語りが入るのは、さすがはイタリアン・ロックというところ。単なる完コピ的なカヴァーではなく、ジャズ・ロック・バンドとしての持ち味を発揮したタイトかつスリリングなサウンドで往年の名作を蘇らせた力作カヴァー作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
02年にデビューしたイタリアン・プログレ・バンド、2020年作4thアルバム。BIG BIG TRAINやSPOCK'S BEARDあたりのグループに通じる、GENESISをはじめとする70年代プログレ的ヴィンテージ・テイストと、明快かつスケール大きく広がるモダンな音作りが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォニック・ロックは、8年というブランクを微塵も感じさせない素晴らしさです。どっしり安定感のあるリズム・セクションを土台に、新加入のキーボーディストによるジョワーっと芳醇に鳴るヴィンテージなオルガンと艶やかで輝かしい音色を響かせるシンセ、シャープながらエモーションいっぱいのメロディアスなプレイで躍動するギター、スタイリッシュさと繊細さが絶妙に共存する男性ヴォーカルらが力強く紡ぐシンフォニック・ロックには、終始感動が収まりません。パワフルなアンサンブルが不意に静まり、アコギやピアノによる気品あるパートへと切り替わるしなやかさを持つ演奏も特筆。上記2バンドやアメリカのECHOLYNなどがお好きな方ならグッとくる事間違いない傑作です!
イタリアン・シンフォ実力派グループUBI MAIORで活躍するキーボーディストGabrielle Manziniのソロ・プロジェクト、2021年作3rdアルバム。Tony Banks彷彿の華のあるファンタスティックなシンセとHackettを意識したデリケートで気品あるギターが劇的に交差する、随所にGENESISへのリスペクトを感じさせるスタイルが特徴。この作品の面白味が、当然そこから薫り立ってきそうなGENESIS譲りの英国風リリシズムは控えめで、ヨーロピアンなウェットな哀愁が全編に漂っている点。そのユニークさを担うのがアンビエント色もある神秘的なピアノとPeter Gabriel色を持ちつつもより朗々と歌い上げるヴォーカルの存在。GENESISリスペクト一辺倒ではなく、イタリアン・プログレらしい濃厚なロマンティックさもたっぷりと堪能させてくれる一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ペーパーケースにスレ・指紋あり
イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループによる22年作。瑞々しいアコースティック・ギターの調べをヴァイオリンやフルートがクラシカルに彩る美麗なアコースティック・アンサンブルに乗り、丹念に歌い上げる英語ヴォーカル。木漏れ日差す欧州の森の情景が浮かび上がってきて、一曲目から早くも感動してしまいます。ため息が出るほどメロディアスな旋律の美しさも特筆です。北欧トラッドあたりがお好きな方にもおすすめできる、柔らかな神秘性が心地よい名品!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ブックレットに軽微なスレあり
1995年にイタリアのジェノヴァで結成されたプログレ・グループによる2023年の6thアルバム。その内容は、ゴシック・テイストや宗教音楽的な色合い、呪術性といったイタリアン・プログレらしいサウンドをまとったヘヴィ・シンフォニック・ロックです。引き合いに出すならば、同じくイタリアのIL BALLETTO DI BRONZOやGOBLIN、JACULAといったダークかつヘヴィーな音楽性を持ったアーティストたちでしょう。チャーチ・オルガンが荘厳に鳴り響くアルバム冒頭から、とてもイタリアらしいクラシカルな音楽性に耳を奪われます。バンド・アンサンブルはコシの強いパワフルなサウンドであり、こちらもやはりイタリアン・プログレならでは。すべてのプログレ・ファンの方にオススメできる1枚です。
GENESIS、CAMEL、LOCANDA DELLE FATEなどのメロディアスなグループから影響を受けたイタリアン・シンフォ・グループ。08年作の4thアルバム。シアトリカルなヴォーカル、丁寧に音を紡ぐ繊細かつ歌心溢れるギター、柔らかく広がるキーボードが印象的。変拍子によるキメのパートもドラマティックで胸を打ちます。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリア新鋭TAPROBANで知られるマルチ・プレイヤーRoberto Vitelliによるプロジェクト、4作目のスタジオ・アルバムとなる24年作。元ANGLAGARDのMattias Olsson(ds)を含む4人組を基本編成に、Clive Noran(PENDRAGON)、Tomas Bodin(ex.THE FLOWER KINGS)、David Jackson(ex.VDGG)、John Hackettなど今回も実力派ゲストを迎えての制作です。インスト・パートの比重が大きかった前作と比べ、ヴォーカルを中心に据えてキャッチーさを増したサウンドとなっているのが本作の特徴。クラシカルなシンセサイザーが次々と折り重なるように溢れ出すスケール大きな導入から、早くも傑作の予感が漂います。全編で華麗に躍動するキーボード群、歌心いっぱいのメロディアスなギター、ダイナミックなプレイで演奏を牽引するドラムらが密度の高いアンサンブルで駆け抜けるスタイルは、往年のポンプ・ロックを彷彿させる鮮やかなファンタスティックさに満ちており圧巻。上記の素晴らしいOPパートを担当したClive Noranをはじめ、らしさ満点のサックスを提供するDavid Jackson、エレガントかつ陰影に富むフルートで英国的叙情を添えるJohn Hackett、そしてピアノの神秘的なプレイで終幕を告げるTomas Bodinと、各ゲストの持ち味もしっかりと作品づくりに生かされているのが何より素晴らしい。初期MARILLIONやPENDRAGON、そしてGENESISファンの方には是非オススメしたい作品!
現在のイタリアン・ロック・シーンを代表する天才クリエイターFabio Zuffantiがキャリア初期よりベーシストとして在籍する名グループ、94年発表の傑作デビュー作『FINISTERRE』がリリース25周年を迎えるのを記念して、完全リ・レコーディングされた19年作。基本的にはオリジナルに忠実な再録となっていますが、ピアノの神秘的な反復フレーズとヴァイオリンのように格調高いギターが織り上げる1曲目からして音の深みが違います。演奏がダイナミックに動き出す2曲目以降は、現在のツイン・キーボード編成を生かした多彩なキーボード群とゲストの管弦楽器隊がドラマチックに絡み合い、より厚みある迫力のアンサンブルが繰り広げられます。メロトロンの幽玄なる響きも美しい幻想性を添えており要注目。オリジナルからのデリケートでアーティスティックなセンスを保持しつつ、色彩感と一音一音の存在感を格段にアップさせた理想的な再録に仕上がっています。未聴の方はもちろんオリジナルを愛する方もこれは必聴!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微な圧痕・軽微な指紋汚れあり
トランペット/シンセ奏者、ベース/ギター、ドラムによるトリオ編成のイタリアのアヴァン・プログレ新鋭、2014年作2nd。硬質なトーンで切れ味鋭いドラム、ヘヴィなトーンで牙をむくベースによるライヴ感みなぎる屈強なリズム隊を土台に、ざらついたトーンのギターがベースにユニゾンであわせてエネルギーむき出しのリフを炸裂させ、トランペットが低いブローからアグレッシヴにまくしたてるリードまでテンションいっぱいに吹きすさび、ムーグ・シンセがトランペットにからみつく。『レッド』期のクリムゾンを倍速&歪み倍にしてマイルスが乱入してイマジネーションを注入したような強烈なアヴァン・プログレを聴かせます。これはカッコ良し!
ペーパーケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干圧痕あり
廃盤、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2625
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、カビあり
イタリア、ヴィンテージなサイケ・ハード・バンドWICKED MINDでも活動するオルガン奏者Paolo "Apollo" Negriを擁する新鋭バンドによる22年デビュー作。冒頭から70年代初頭の香りがプンプンするオルガン独奏に期待が高まります。そのオルガンが不意に歪んだと思うと、リズムが食らいつき、ゴリゴリと疾走するDEEP PURPLE直系オルガン・ハードが飛び出して思わずガッツポーズ。パンクを歌っても様になりそうな、エネルギッシュだけどどこかやさぐれた英語ヴォーカルも堪りません。とにかくオルガンの良い音を聴かせてやる!と言わんばかりにオルガン・オリエンティッドな演奏が魅力で、シンセやメロトロンが鳴るパートもありますが、リフもソロもほぼヴィンテージ・トーンのオルガンによる独壇場。それに伴いギターはオルガンのサポートとしてほとんど終始バッキングに回っているのも面白い特徴でしょう。さながらジョン・ロードが暴君のごとく君臨するDEEP PURPLEと言ったところでしょうか。とりあえず、オルガン好きの方には絶対に聴いて欲しい作品です。
2013年結成、ミラノ出身の5人組新鋭バンドが、鬼才Fabio Zuffantiをプロデューサーに迎えた17年デビュー作。冒頭からのメロトロン洪水に始まり、豊かに表情を変えていくムーグ、オルガン、そしてエレガントなタッチのピアノが次々と現れる才気溢れるキーボードワークを中心に、GENESIS/CAMELタイプの優美なシンフォニック・ロックを展開する1曲目に早くも感動。英詞で丹念に歌い上げるヴォーカルを軸とする2曲目以降は、キーボードのプレイに負けじと、哀愁のアコースティックギターと繊細なタッチでドラマチックにフレーズを紡ぐソロで応じるハケット直系のギターも活躍します。現代のプログレ・バンドに多いメタル由来のヘヴィな音はまったく現れず、一貫して初期GENESIS愛に溢れたリリシズム溢れるシンフォ・サウンドを聴かせてくれていて好印象。キーボーディストを筆頭にバンドの実力の高さも去ることながら、徹底した70年代憧憬の音色にプロデューサーの確かな手腕も感じさせる力作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
HOSTSONATE、LA COSCIENZA DI ZENOなど現イタリアン・シンフォの有力グループで手腕を振るうキーボーディストによる23年3rdソロ作。クラシカルなシンフォがお好きなら本作は絶対聴いて欲しいです。冒頭、リリカルな気品に満ちたピアノ、七色に輝くシンセ、淡く湧き上がるオルガンらキーボード群と美麗な管弦楽器が絡み合い描くクラシカル・シンフォで、早速聴き手を途方もなくロマンティックで格式高い音世界へと惹き込みます。細やかで流麗な音運びのピアノ、ピッチとトーンを自在に操るセンスみなぎるシンセのプレイが特に素晴らしい。管弦をメインに本格派の室内楽を聴かせる楽曲の美麗さも特筆だし、重厚なリズム・セクション&管楽器をフィーチャーしパワフルで少しジャジーに展開するナンバーもまたカッコいいです。インスト中心ですが、数曲でドラマチックに歌い上げる男女の伊語ヴォーカル、最終曲の本格的なオペラ・ヴォーカルとイタリアン・プログレらしい歌もちゃんと楽しめるのも嬉しいところ。さすがはHOSTSONATENのキーボーディストと唸らずにはいられない、一キーボーディストの才能に留まらぬ完成度で作り上げられた傑作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
圧痕あり
イタリアの新鋭シンフォ・バンド、05年デビュー作。GENESISを思わせる牧歌的でファンタスティックな演奏から、BIGLIETTO PER L'INFERNOやMUSEOを受け継ぐアグレッシヴなヘヴィー・シンフォまで、振り幅の大きい楽曲展開が魅力的。ヴィンテージなギターやオルガンなどを効果的に用いたドラマティックな泣きも絶品!幅広い音楽性を完成度の高いシンフォにまとめあげた力作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
80年代中期より、プログレ〜アンビエント〜オルタナ〜ハードコアなど時代と共に様々な音楽性のバンドに在籍し音楽活動を行ってきたイタリアのミュージシャンMox Cristadoroを中心とする新鋭バンドによる17年デビュー作。まず参加メンバーの豪華さに驚愕。奇才Fabbio Zuffantiに、PFMのギタリストFranco Mussida、YUGENのキーボーディストPaolo Bottaなど新旧イタリア・シーンを代表するミュージシャンが名を連ねます。内容も、カンタゥトーレの大御所Lucio DallaやClaudio Baglioni、Franco Battiatoなど往年の名ミュージシャンのナンバーを、現代のプログレッシヴな感性で蘇らせたユニークなものとなっています。オリジナルではシンフォニックなキーボード群をバックに抑えた表情で歌うL. Dalla「L'operaio Gerolamo」は、鋭いギターリフを中心に展開するモダンな質感のダークなシンフォ・ナンバーに、ピアノを基調に切々に歌われていたBaglioniの「Solo」は、メロトロンとヘヴィなギターをフィーチャーした重厚かつドラマティックなサウンドに、完成度の高い解釈で生まれ変わらせていて見事です。朗々と淀みなく歌い上げるスタイルからR. Coccianteを思わせるややダミ声で熱く歌い込むスタイルまで、各曲で多彩に声質を変化させて歌うヴォーカルも特筆。企画アルバム的な性格の作品ですが、原曲の良さを生かしつつモダンなダイナミズムとドラマ性を加えた、現代のイタリアらしいサウンドを堪能できる一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微な圧痕あり、内袋に若干スレあり
90年代以降のイタリアン・プログレ代表格FINISTERREのベーシストにして、LA MASCHERA DI CERA、HOSTSONATENなど現イタリアの重要グループを率いる才人、ソロとしては2014年『LA QUARTA VITTIMA』以来となる19年作。HOSETSONATENでプレイするドラマーも含む6人バンド編成で制作されていますが、70年代プログレの質感を重視した上記グループに対し、エレクトロニクスを大胆に導入した21世紀的なサウンドを展開。ただ無機的な印象は微塵もなく、柔らかに叙情を描くヴァイオリン、凛と格調高いピアノ、そしてイタリア語による歌心たっぷりのヴォーカルらの温かみに溢れた演奏と手を見事に取り合っているのがさすがのセンスです。アコースティック・ギターとヴォーカルをメインとする往年のカンタゥトーレ作品のような素朴なパートも随所に現れて、エレクトロニックなサウンドとの絶妙な対比を生み出します。イタリアン・ロック・ファンはもちろん、ポスト・ロック・ファンあたりにも響きそうな凝った音響づくりにも注目です。現イタリアきっての鬼才によるアーティスティックな側面が凝縮されたような一枚!
17年にデビュー・アルバムをリリースした、イタリアはトスカーナ州出身の新鋭シンフォ・バンドによる23年2ndアルバム。GENESIS影響下の気品溢れるファンタスティックな演奏と、英語で歌われる清涼感ある美メロが素晴らしい絶品シンフォニック・ロックを鳴らします。トニー・バンクス彷彿の華麗なシンセ&オルガンをメインにピアノもセンス良く響かせるキーボードと、ハード・ロックの下地を感じさせる泣きの効いたギターが織りなすスケール大きく絶えず劇的に迫るアンサンブルはかなり感動的。そこに叙情的に歌い上げる実力派のヴォーカルが入り、さらにドラマチック度を押し上げます。このスケールの大きさやGENESISを受け継ぎつつキャッチーで洗練されたスタイルは、同郷イタリアのBAROCK PROJECTが近い印象です。BAROCK PROJECTやBIG BIG TRAINがお好きなら気に入っていただけるだろう快作!
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