CRCD016(CRUSHER)
「夜明けの口笛吹きたちのゴーゴー喫茶。1曲名のイントロから完全にシドバレッド・ウィズ・ピンクフロイドである。現在進行形のバンドながら演奏はどのパートをとっても申し分なくシックスティーズだしセンスがいい」by kumaさん
スウェーデンの新鋭サイケ・ハード・トリオ。2012年デビュー作。60年代流儀のファズ、メロウな歌心を宿した粗野なヴォーカル、ブリティッシュ・アンダーグラウンドの香りを醸すハモンドやフルート、そして全編を覆い包むヴィンテージな埃っぽい音像。メンバー自ら多大な影響を受けたと公言している通り、PINK FLOYD『The Piper at the Gates of Dawn』が大きな影を落とすファズやヴォーカル・エコーの効かせ方、また逆回転といったレイト60s調のヴィンテージなサウンド・テクスチャは、それはそれはオールド・ロック・ファンを唸らせる極上の肌触り。これら溢れんばかりの旨み、そして天性のポップセンスは、数多の北欧ハード新鋭勢のなかでも突出したクオリティとヘヴィネスを湛えています。傑作!
ALUSA FALLAX/INTORNO ALLA MIA CATTIVA EDUCAZIONE
イタリアン・シンフォ、74年作、PFMに通ずるリリシズムとダイナミズムを備えた名作
1,290円(税込1,419円)
GREGORY ALLAN FITZPATRICK & SAMLA MAMMAS MANNA/BILDCIRKUS
アメリカ出身、スウェーデンを拠点とする作曲家、SAMLA MAMAS MANNAが演奏を担当した78年作
808円(税込889円)
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夜明けの口笛吹きたちのゴーゴー喫茶(2 拍手)
kumaさん レビューをすべて見る
1曲名のイントロから完全にシドバレッド・ウィズ・ピンクフロイドである。現在進行形のバンドながら演奏はどのパートをとっても申し分なくシックスティーズだしセンスがいい。サイケデリック特有のかげりを含みながらもgogoノリのグルーヴ感もある。マジカルな部族バンド。ヘビーローテーションは続く。
こんな時間にそんな激しいことしたら明日の朝がたいへんでしょ。だから...(1 拍手)
ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る
というわけで実際には派手な曲というのは頭の二曲と5曲目だけではあるのですがガレージとかサイケ臭もなくフロイドの1枚目を目指して作ったとはいえつかみどころのない部分や混沌とした部分までは真似していないので全体にはおしゃれであまあまなシンフォニックで聴きやすく仕上がっております。基本的にギターベースドラムの3ピースバンドでキーボードはドラムの奴がオーバーダブで入れているだけなのでそれ以上のことを要求するのも酷だろう。例えていうなら同じスウェーデンのLUGNOROをゲームソフト本体とするとそれの早期予約特典の「おやすみCD〜今夜は寝かさないわよ〜」みたいな位置づけと考えるのが妥当でこれ単品でもやっぱり欲しくなるCDと思います。