ベルギーはリージュを拠点に活動するアコースティック・フォーク・ロック・バンド、09年作!透明感のあるアコースティック・ギターの音色に、軽やかにのるフィメール・ヴォーカルが、まるで往年の英ネオ・アコーステック・バンドやブリティッシュ・フォークをも彷彿とさせるさせる、優れたアコーステック・フォーク作品です。曲調は、何処か少し物憂いユーロ・フォーク的旋律のコーラス・ワークと時折効果的に配されるキーボードの音色が秀逸な調べを披露して行きます。ジャケットのイメージ通り時計の重なるSEがコンセプチュアルというか、少しプログ的でさえあます。彼らのMYSPACE(2011年現在)を覗いてみると、フレンドの上位にEMITT RHODESやCHAD AND JEREMYの名があり、やはりメロディアスな歌心溢れる作風を信条としているようです。
MOONRISE/LIGHTS OF A DISTANT BAY
ポーランド、ファンタスティックなパートとヘヴィなパートとの振幅激しいダイナミックなシンフォ作、07年作
2,490円(税込2,739円)
IL CASTELLO DI ATLANTE/SONO IO IL SIGNORE DELLE TERRE A NORD
92年作、イタリア、往年のシンフォニック・ロックの名盤を想わせる秀作
490円(税込539円)
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2009年ベルギーのロマン派フォークロック(1 拍手)
kestrelさん レビューをすべて見る
男性マルチプレーヤーと女性ボーカルがメイン。たなびくオルガンがたまりません。SE入りのトータル作で、あまりいい表現ではないけど「高そうな音」です。一筋縄ではいきそうにありません。ベルギーっていっても他の作品が思い浮かばない。フランスだったら「EMMANUELLE PARRENIN」「TANGERINE」「WAPASSOU」あたりが思い浮かぶけど、英語圏以外の70年代フォークロック系で、おまけにドリーミーな要素もあってそれが現在進行形なのは貴重だと思います。フォークロック調のほのぼのした曲はインストで、約半分はac-gをバックに清々しい女性ボーカル。オルガンが効いていて、やはり只者ではない。