アフリカ南部ザンビア産の5人組サイケデリック・ロック・バンドの75年作。アフロテイストのアクを非常に上手く濾過した楽曲構成がとにかく秀逸で、同時入荷のWITCHとあまりにも対照的なクール&透明感あるサウンド。それだけでザンビア産サイケとしては驚きですが、特筆すべきはKEITH KABWEによるヴォーカル。才能とも言える野太い声質を存分に活かしたシャウトから、淡いエコーが心地良いミドルテンポなサイケナンバーまで圧巻の存在感バックのクリアなファズ&ワウワウ、悠々と奏でられるベースラインも非常にセンス良く配置されていて、そのへんの欧米サイケなら凌駕してしまう勢いそれでも「NSUNKA LWENDO」等のアフロ炸裂なギラギラするような民族的サイケデリアがなにより◎かと。