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GENESIS
本作が彼らの15枚目のアルバムだったのか。
「Trespass」以後「No sons of mine」まで聴いていたのだが、彼らのアルバムを買った最後の1枚が本作。手が伸びなかったのはジャケットのせいだったんだんだけど。聴いてみて最初の感想は「うーん、軽い」だった。
作風は本作の前後「Abacab」や「Invisible Touch」よりも、さらにはPhilのソロより軽く感じてしまう印象だ。リズム隊に重みがなく、ロックの躍動感が希薄だと思う。一番ロックなのがVoのPhilだし。M7のシャウト加減はなかなかかっこいいんよ。インスト的にはゲートリバーブの利いたドラムサウンドで世界をあっと言わせたのは次作だから、なおさら軽さが気になると言えば気になる。でもこの布石は必要だったのかもしれない。
何だかんだ書いているが、楽曲の質は高い。印象的なメロディ、選び抜かれたKeyの音色はもうさすがというしかない。ヒットチャートを賑わす実力があるバンドになったんだなと思う。やっぱりねぇ、音楽は売れてなんぼのもんだと思うよ。メジャー所は特に。