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OSANNA
イタリアの古代神秘性と、フェリーニのカオス的退廃世界が音楽になった、プログ屈指のアルバム『パレポリ』。
その40数年後の続編が本作。
オリジナル・メンバーはLino Vairettのみとなり、本作は彼の個性が全面に出た作品。
混沌とした世界はなく、叙情的なエスニック色で、明るめなイタリアのプログというアルバム。
本作を聴くと『パレポリ』を全作曲したDanilo RusticiとElio D''Annaの味のあるサックスとフルートがいかにあの世界にフィットしていたか分かる。
本作は『パレポリ』を上回るという期待ではなく、オザンナのニュー・アルバムとして聴くと楽しめるかと。
サービスディスクとして本作のメンバーで『パレポリ』を再演している。
勢いやカオス度はオリジナル『パレポリ』。が、新生『パレポリ』も聴き応えがある。