KAR138CD(KARISMA) 【2018年発売CD】
こ、これは土臭さと哀愁たっぷりのANGLAGARD!?北欧の薄暗く神秘的な森を想起させるミスティックかつミステリアスな世界観を見事に描き出していて、北欧プログレファンなら目を細めちゃうはず。もちろんメロトロンもたっぷりフィーチャー☆
マルチ・プレイヤーのHakon OftungとドラマーKristian Frolandによって2014年に結成されたノルウェー出身の新鋭シンフォ・デュオ、通算4作目となる17年作。このサウンド、例えるなら緊張感をやや緩和して土臭さと哀愁を加えたANGLAGARD!北欧の薄暗く神秘的な森を想起させるミスティックかつミステリアスな世界観を見事描き出していて、北欧ファンにはたまらないはず。ヴィンテージトーンで湧き上がるオルガン、ひんやりしたシンセ、クールさと激情を併せ持つ技巧的なギター、妖しく囁くフルート、そしてうっすらとたなびくメロトロン...。ドラム以外はマルチ・プレイヤーのHakonが演奏していますが、バンド・アンサンブルのような呼吸を感じさせる演奏が素晴らしい。太古の呪文のようなノルウェー語の響きも雰囲気抜群です。一方フルートや歪んだギターをメインに泥臭く畳み掛けるパートはJETHRO TULLも彷彿。ANGLAGARDファンなら一聴の価値ありの北欧らしさ満点のシンフォ好盤!