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イスラエル出身、60年代に後半に活躍したCHURCHILLSを前身に、JERICHO JONESと改名してイギリスに渡ってアルバムをリリースした後、さらにバンド名を短くJERICHOと改名。72年にリリースしたイスラエルが誇るヘヴィ・プログレ/ハードの逸品。エッジのたったトーンでスピーディーに畳みかけるギター・リフが引っ張るアグレッシヴなサウンドが持ち味。痺れるキメのリズム・チェンジなど、自由自在のアンサンブルはさすがイスラエル・ハードNo1グループ。炸裂するシャウト・ヴォーカルも素晴らしい。英国のハード・ロック名作にも一歩も引けを取らないハード・ロック史上に残る傑作。ボーナス・トラック2曲。
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レビュアー:ブリティッシュドッグさん レビューをすべて見る
かなり楽曲はかっこいい!1曲目から火花散るようなギター中心のインスト…って思ったらかなり遅れてボーカルが!イントロだったのかよ、長いな〜(笑)。4はドラマティックな曲で、個人的にはアルバム中もっとも好きな曲ですね。
似たバンドを考えてみましたが、ギター中心で曲がかっこよく、割と一曲が長めなところから、ARMAGEDDONが私は浮かびましたが、適当なチョイスではないかもしれません。1や5などは、NWOHMバンドに共通するような疾走感のあるプレイが楽しめます。
全5曲ですが、どれもすばらしい出来で、一本調子にならない構成力の高さからも、このバンドの実力が伺えます。イスラエル出身のバンドという紹介がつきまといますが、言われなければ分からないぐらい、そんなオリエンタルムードは皆無。バリバリのブリティッシュハードロックです。
いわゆるブリティッシュロックの名盤紹介の本にも、何度も掲載された掛け値なしの名作。先にあげたARMAGEDDONやガーヴィッツ兄弟がお好きな方におすすめ!
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
これはもう、世界ハードロック選手権があれば軽くグループリーグを突破する勢いのすさまじい重さです。1.Ethiopia のものすごいギターと、吠え続けるボーカルを聴いてください。ジェリコは、チャーチルズというサイケ・バンドを結成した仲間たちが、幼虫、さなぎを経て成虫になったかの切れ味ある激しさを売りにしていました。えんえん鳴り続ける歪んだギターが一息ついたと思ったら、「あいつは悪い女だあ」とだみ声で歌われるわけです。
現在はどうということありませんが、かつてユダヤ人であることをあまり表に出していなかったと思うんです。アングロ系の芸能界では。例えば、本名を出さずに、ボブ・ディランと名乗るとか。彼らはユダヤの出自を隠さないばかりか、ヘブライ語でバンド名を堂々と名乗っています。(このヘブライ語を読むと、エレク、に読めるんですが…)ジョシュアに破られてしまう鉄壁の町をバンド名にしたのは、どんな理由だったのでしょう。
アルバムなのに5曲しか入っていません。ジェリコは、展開のある長い演奏を得意にしていたようです。前身のジェリコ・ジョーンズでは短い曲ばかりで、バンドの特性が今一つよくわかりませんでした。4.Justin and Nova では、打って変わって映画のサントラのような抒情とエモーションを発揮します。ピアノと弦楽まで入れる念の入りようです。この曲が切ない切ない。こぶしに力が入ってしまって、終わった時にあっけにとられている自分がいます。