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ロンドン東部に位置するダグナム出身のグループ、71年の唯一作で、原盤は極小数枚がプレスされたのみの激レア盤。男女ツイン・ヴォーカルで、曲によってリードを分け合うスタイルで、ツイン・ギターとリズム隊による6人組。粒立ちの良いトーンで音数多く畳み掛けるドライヴ感抜群のギター、ゴリゴリと疾走するベースとパワフルに叩きまくるドラムによる強靭なリズム隊は、ザ・フーは初期イエスを彷彿させますが、女性ヴォーカル、男性ヴォーカルともにフォーキーといいますかドリーミーで陰影たっぷりで、そのコントラストがこのバンドのオリジナリティ。クラシック・ギターの素養とともに、サイケやフォークやジャズのエッセンスを散りばめたようなギタリストはかなりユニークなフレーズを連発していて、チェコあたりのテクニカルなギタリストも彷彿させます。ツイン・ギターのリードも特筆。ジェファーソン・エアプレインとイエスを掛けあわせて、英国田園風景で割ったような何とも個性的なマイナープログレ快作です。
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
気になるレーベルは知らないバンドでも試聴。ヴォーカルがジェーン・レルフに似てるんじゃない?と思って全部聴いてしまった。
鍵盤が無いのに曲調展開が面白いし、リズム隊もなかなか。男性ヴォーカルも英国声でこれまたよい。
前述のジェーン・レルフのイリュージョンがHRをやったら、いや、キース・レルフのルネッサンスがジェーン入れてHRやったら…と妄想してしまいました。