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ケベックのギター・トリオ。77年の唯一作。楽曲によってキーボード奏者、サックス&フルート奏者がサポート。Jeff Beckを彷彿とさせるフュージョン・タッチの流麗かつテクニカルなギター、変拍子を軽くこなす切れ味抜群のリズム隊によるスリリングなプログレ。アコースティカルなパートも魅力で、端正なタッチのアコギにリリカルなエレピが絡み、美しいメロディがたゆたいます。テクニカルなパートでもソリーナをフィーチャーしたり、シンフォニックなエッセンスもたっぷり。ケベック恐るべし奥行きのある好グループです。
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レビュアー:kobakunさん レビューをすべて見る
これは大穴です。
ケベック産のジャズロックっぽい音と聞き初めて聴きましたが、ギターがとにかくかっこいい。
ベックとハウを合わせたようなテクニカルなギターを基本に、エレピと管楽器をフィーチャーしたフレンチタイプのジャズ・ロックにも発展するところなど、一筋縄ではいきません。
単純なギター・インストとは一線を画す内容です。
とにかく全体を貫く透明感というか、冷たい感じが、ケベックというよりどこか無国籍的な不思議な香りを感じさせます。
若干地味な印象と、いかにもというベタなジャケが災いして、セールスに恵まれず埋もれてしまったのだと想像しますが、ギターインスト好きはもちろん、ジャズロックファンにも十分アピールする佳作といえるでしょう。