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オーストリアを代表するプログレッシヴ・ロック・バンド。71年当時1500枚限定でリリースされた幻の1stアルバム。けだるい雰囲気のギターを中心に、ピアノ、キーボード、フルート、サックスなどが緊張感溢れる旋律を奏でる名盤。初期クリムゾンのようにハードな中にも叙情的なアンサンブルを聞かせるも曲もあれば、エキセントリックなキーボードがEL&Pばりに暴れまわる曲もあるなど、一癖もふた癖もある好バンド。2nd以降はVertigoレーベルに移籍し、本作とは異なるシンフォニックな演奏を聴かせるバンドに変身します。
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
71年1st
Eela Craigといえば「Missa Universalis」や「Hats of Glass」の
透明繊細なイメージがあったため、この1stのゴリゴリした
曲調にはだいぶ驚き、ずっと抵抗がありました。
改めて聴いてみると、King Crimsonばりにハードだったり、土臭い
オルガンのトーンだったり、やはり全くの別バンド。
フルートが舞う楽曲などはオーストリアではなく、ドイツのバンドのよう
です。
ただボーナス収録の4曲については、多少粗さはあるもののメロトロンが
大きく取り入れられ、以降の作品への変遷を予見させるところが興味深い
です。