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イギリス出身、70年の唯一作。力強くむせび泣くブラス、熱気ムンムンのオルガン、流れるようにジャジーなフレーズを奏でるギター、ソウルフルなヴォーカル&哀愁のメロディ、エネルギッシュにスウィングするリズム隊。英国的な陰影に富んだブリティッシュ・ブラス・ロックの名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
英国アングラ・バンドでは珍しくA&Mレーベルから出された唯一盤、70年です。ジャズ系のセッション・ミュージシャンの集合体であったのでしょう。強調されているのがトランペット、トロンボーン、サックス、フルートの管楽群とボンボン跳ね回るベースです。ドラムズも手数が多い。管をメインにしたスリリングなパート、覚えやすく達者なボーカル・パート、ギターを中心にフリーキーに乱れるアンサンブルを巧みに使い分けます。曲づくりはギターのビル・エドワーズ、サックスのブライアン・ウィルショウ、ベース、ボーカルのハーヴェイ・コールズが担当しています。
トランペット、トロンボーン、サックスがユニゾンで迫る疾走感はちょっとほかに似たバンドを思いつきません。ところが爽やかさとは無縁で落ち込むような曲調がとてもこの時代らしいです。3.Hide From The Dawnはミドルテンポでメンバーのソロが代わる代わる出てくるジャズ曲。一方で4.She's Learningのようなパッション溢れるロックンロールもあって飽きません。タイプは違えどイタリアのマクソフォーネを思い出してしまいました。