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カケレコ・レビュー
QUATERMASSやAUDIENCEの元メンバーなどで結成されたグルーヴィー＆ソリッドな英ハード、73年の逸品
QUATERMASSのドラマーMick Underwood、AUDIENCEのサックス奏者Keith Gemmell、GINHOUSEのギタリストGeoff Sharkeyなどにより結成された英ハード・ロック・グループ。ジョン・ロードのプロデュースで73年にリリースされたデビュー作。鋭角に切れ込むアグレッシヴなギター、炸裂するジャジーなサックス、アクの強いシャウト・ヴォーカル。オープニング・ナンバーからアクセル全開で突っ走ります。R&B調のアコースティックなナンバーも英国臭ぷんぷんで良い感じ。エッジの立ったヘヴィネスとR&Bルーツの陰影とがブレンドしたサウンドはソリッドでハイレベル。これは英ハード・ファン必聴です！
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レビュー一覧
インディアンはやっぱり表ジャケじゃないか？（12 拍手）
レビュアー：らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
むかしむか〜し、私がSTACRIDGEの「Extravaganza」に狂うほどの愛情を注いでいた頃のおはなし。そこから参加したsaxのKeith Gemmelが在籍していたバンドということで、LPを探しまくっておりました。「SAMMYという謎のバンドはスタックリッジをハードにしたようなんではないか？」と勝手に思い込んでいたんですね。あほですね〜。GemmelはSAMMYが先、その前がAUDIENCE。先のSAMMYにスタックリッジの影響が出るわけないだろが！、バカでした...。まぁ、とにかく、血眼になって捜して入手したLPなんです。ただ、あの頃の私にはコレの良さが判らなかった。Marquee33号や深民淳氏の「Roots Of British Hard Rock」に詳しく書かれておりましたが、どうも理解できなかったのが事実でございます（結局LP放出しちゃった...）。
およそ20年ぶりに「な、懐かしい！」と思ってオーダーしたわけですが、まず1曲目！暴走Saxのかっこよさに痺れてしまいました（泪）。ブラス・ロックじゃない、爆裂管楽器はまさにハード！粘りっけたっぷりのVo.も「英国の体臭」そのもの！蒸し暑さの中にも爽快感さえ残る楽曲と演奏は、さすが歴戦の勇士によるバンドだったんですね〜。このパワーと熱気は全盛期のフリーやバド・カンにも負けてません。かっこいいので皆さん聴きましょう。
インディアンは背ジャケ＋CD盤面に使うならオリジナル仕様にした方がインパクトあると思うが...。