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フランス人キーボード奏者。79年作の2ndソロ。1st同様にDidier Lockwoodなどゲスト陣が豪華。静謐で優美なシンセ・アンサンブルに絡む肉感的なヴァイオリン。その温度差が聴き所。個性溢れる好作品です。
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
79年2nd
フランスのキーボード系といえばまず真っ先にJean Michel Jarreが
思い浮かびますが、FRANCOIS BREANTも近からず遠からず。
カラフルなのにどこか冷たいシンセサイザー、そして硬めの
アンサンブルは共通していますが、FRANCOIS BREANTは
あくまでプログレ。
Jean Michel Jarreのような機械的なアンサンブルではなく、あくまで
バンド主体なので、プログレファンにはキーボードシンフォニック作と
して問題なく聴かれるでしょう。
Didier Locwood含むMAGMA人脈が参加していることもプラス点。
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
フランスのキーボード奏者ソロでは、テディ・ラズリーの「セブン・ストーンズ」と並んで最も好きな一枚です。ブレアンのファースト作が「視覚的音響」で、セカンドが「遠くを見通す眼」ですから、どれだけ彼が「視る」ことにこだわっていたのか判ります。音から視える情景を作り出すのが彼のテーマであり、同じテーマのクラフトベルクと比べると、アプローチの国柄がわかろうというものです。フランスらしいエレガントで、パワフルな音像であります。
このシンセサイザー・ミュージックがパワフルな要因には、ドラムズ、ピアノなどをアクースティックにしていることが大きいです。特にピアノは、クラシックをベースにした見事な腕前です。シンセサイザーの弾き方でも、ブレアンはしっかりピアノの素養があり、奏法の基礎があることに気づきます。
コーラスには、リザ・デルージュ、ステラ・バンデが参加。マグマのコーラス隊です。ディデイエ・ロックウッドもパートでバイオリンを弾いています。ジャズ・フレーバーの強い音楽は、聞き流すにしても苦になりませんし、しっかりロックとして聴き込むこともできます。彼のソロ作は、たった二作です。このあと、多くのワールド・ミュージックの音楽家に力を貸したようです。喜納昌吉を含めて。