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ブリティッシュ・フォーク・シーンを代表するフィメール・シンガー。71年の1stアルバム。雰囲気のあるモノクロームのジャケット写真そのままに、しっとりとした叙情性と格調高さに溢れた傑作。弱冠17歳とは思えない奥行きのあるサウンドは圧巻です。FREEのメンバーやTerry Reid、John Martyn等がゲスト参加。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
クレア・ハミルは70年代の英国女性ボーカリストの人気投票上位常連でした。この盤、圧倒的歌唱力に期待して聴くと肩透かしをくらいます。音程はところどころ不安定、声量もそこそこ。素晴らしいのはハミルのみずみずしいセンスと渋さが調和しているところです。
録音は彼女が17歳のとき。アイランド・レーベルとの契約はなんと16歳で、ハイスクールを退学して音楽生活を始めたとのことです。彼女の才能にほれ込んだのでしょう。ジョン・マーティン、テリー・リード、デイヴィッド・リンドレーというビッグネームがギターでサポートしています。6.When I Was A Childは、ハミルの見事な存在感とリンドレーの多重録音ギターが交差する佳曲です。ジョニ・ミッチェル曲の7.Urge For Goingには、テリー・リード、サイモン・カーク、山内テツ、ラビットが参加。よく17歳でこのメンバーと渡り合えたものです。10.Smile Your Blues Awayはリンドレーのフィドル、バンジョーが楽しいラグタイムです。
彼女の出身であるダーリングトンは鉄鋼製造で有名な町。列車の車輪に座っているカバーは、身近な風景で撮影されたものでしょう。新橋駅近くの復元ホームにはダーリングトン鉄鋼会社のレールが使われています。