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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
レーベルカードに軽微な折れ・軽微な汚れあり
英国フィーメール・シンガーを語る上では欠かせないCLAIRE HAMILLによる2ndアルバム。73年作。時にコケティッシュ、時に清楚なヴォーカルはさすがの存在感。ハイ・トーンの透き通った歌声は天上の美しさです。彼女の繊細な歌声を引き立てる緊張感溢れるアンサンブル、リリカルなメロディーもまた素晴らしい。名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
アイランド・レーベル2作目のこのアルバムを録音したとき、彼女は18歳。どれほど早熟だったのか。「スピードブレーカー」を聴くとき、わたしはメロメロになってしまうのです。歌詞は曲の前半だけで、後半はダダダだけのスキャットで歌いつないでいくのです。電化していない演奏に彼女のボーカルという構成は、フォークとカテゴライズしたくなります。実際はアフリカ系音楽からトラッドまで歌いこなす雑食性アーティストです。マギー・ベルやソーニャ・クリスティーナとも違ってコブシを振り回すこともありません。
この盤のプロデュースを買って出たのはポール・サムウェル・スミスです。デビュー盤でもそうでしたけれど、UKシーンを支えるいぶし銀のような演奏家がハミルという才能に惹かれているのがよくわかるのです。透明さの中に緊張感が漂う曲が続きまして、「ベイビー・ホワッツ・ロング(ウィズ・ユー)」で最後のけぞります。ジミー・リードの「ど・ブルーズ」なわけだ。ギターはジョニ・ミッチェルでも弾いているウェイン・パーキンス。わざと喉をつぶして歌うハミル嬢が可愛くてなりません。2023.03.14