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カナダのハード・ロック・グループ、72年のデビュー作。ライナーには、LED ZEPPELIN、BLACK SABBATH、GRAND FUNKに影響を受けたハード・ロックを軸に、BEATLESやKINKSに通じるポップ感がある、と書いてありますが、まさにその通り!疾走するアグレッシヴなリズム隊、シャープに切れ込むキレ味抜群のギター、ちょっとハスキーな歌声がカッコ良いヴォーカルとフックに飛んだメロディとキャッチーなコーラス。ストレートでポップなハード・ロックが好きな方は間違いなくグッとくるでしょう。憂いのあるメロディは英国ファンにもたまらないはずです。後にRUSHのプロデューサーとして活躍するTerry Brownがエンジニアとして参加していて、パキっとヌケがよくスピーディーなサウンドも印象的。素晴らしい!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
72年にトロントで制作されたサンダーマグのファースト作。チープ・トリック・ファーストとクイーン・ファーストが一緒に鳴っているのか、と錯覚しそうな出来です。メロディが分かりやすいことと、仕掛けが楽しいことで現在ヘビーローテ中です。これだけ分かりやすいと飽きるのも早いかなあ、と思いながら聴き続けざるをえません。
メンバーは4人。一聴してベースの出しゃばり具合とドラムズの変則ビートが異常です。特にドラムズは通常の倍速で叩いているかの手数。リズムキープよりは、派手なビートを刻むことに命をかけているようです。ギターは一貫して乾いたリフとメランコリックなフレーズを弾き分け、ブルーズの影響を感じさせません。歌が上手く、決めのところでは3パートのコーラスで迫ってきます。ティーンエイジャー向けのハードロックだったのでしょう。…が、おじさんでもカッコいいと思うよ、これは。4 You Really Got Me も演ってくれています。