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490円
392円 (税込431円)
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盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
黄ばみあり
10ccの名を一躍全世界的に広めた3rd。75年作。ポップとテクノロジーの融合を「架空のサウンドトラック」というコンセプトのもとに豊富なアイディアとクオリティの高い楽曲で表現。名曲「アイム・ノット・イン・ラヴ」収録。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ああ、なんと芳醇な音なのだろう。「パリの一夜」でのピアノの叩きまくりを聴くたびに、「アイム・ノット・イン・ラブ」の人声ダビングを聴くたびにそう思います。10CCと言えば、人を食ったユーモアとテクノロジーを駆使した凝った音づくり。とにかくこのバンドには妥協という言葉がありません。スティーリー・ダンの方向性に共感してバンドが始まっているせいでもあります。ときどきロックをはみ出すことさえあります。
「アイム・ノット・イン・ラブ」のコーラスは、4人がAならAの音を発声したテープをオクターブ分録音して、それを操作することで出しているそうです。これアイデアとして思いついても、それをやる労力が他のバンドにありますかね。しかもベース・ソロも思い付き。ベースが浮いてしまったので「ビー・クワイエット」というささやきを加えるという試行錯誤。恐れ入ります。
わたしが最も好きなのが「二度目の最後の晩餐」です。10CCは牙を抜かれたプログレッシブ・ロックではないのです。クリムゾンの「レッド」、ピンク・フロイドの「ナイル・ソング」に並ぶ偉大なハードロックであります。この凶暴なファズギターを聴いていると意味もなく大声を出したくなります。ロックの中でハードロックが一等えらい。わたしはアホな頭でそう思うのでした。