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イギリスのインスト・シンフォ・グループ、08年作の2nd。メロトロンの洪水をバックにリリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォ。アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきます。圧倒的な叙情性!ヘヴィさは無く、1音1音丁寧に編み上げられた手工芸品のような逸品。CAMELやGENESISタイプのシンフォニック・ロックのファンは必聴です!
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
08年2nd
1stがアコースティックな雰囲気を大事にした非ネオプログレの佳作と
なったイギリスのグループ。
CamelやGenesisが魅せた叙情性を独自解釈でデフォルメし今に甦らせた
ようなサウンドで、なめらかで上品、そして牧歌的な落ち着きを持った
傑作と言えると思いますが、叙情性を売りにしているからと言って音が
ダレたり垂れ流しになったり、雰囲気作りに終始していないところが
素晴らしく、芯が1本しっかりと通った作品と言う印象。
キーボードは各種ビンテージ機材はもちろんですが、全編に取り入れられ
ているメロトロンがやはり別格で、アコースティックギターのアルペジオ
にメロトロンのフルートが乗れば、ファンタジックな昔話の世界が広がり
ます。
押す所も引く所も何もかも自然で、無理も押し付けがましさも無い、
素直に耳に入ってくる作品。
シンフォニックロックのファンタジックなコンセプト性の正当な
後継者というに相応しいグループでしょう。
メロウ路線のシンフォニックロックファンにはたまらない内容です。