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英国はヨークシャー在住のマルチ・インストゥルメンタル奏者Andrew Marshallによるプロジェクト。05年のデビュー作。全編インストで、ジェネシス、キャメル、イエス、バークレイ・ジェームス・ハーヴェストあたりのDNAを受け継いだ、テーマのメロディやバックのアンサンブルのすべてから英国らしい柔らかな叙情が溢れる70年代憧憬サウンドが印象的です。艶やかで格調高いトーンのピアノ、金管楽器のような壮麗さとともにメランコリーもあわせもった荘厳なトーンで鳴り響くムーグ・シンセ、淡い幻想美を醸すメロトロン。ヴィンテージなキーボードから繰り出される美しい旋律は往年のプログレ・ファンは歓喜すること間違いなしでしょう。優しく奥行きを広げるバッキングからハケット直系の気品たっぷりに鳴るアルペジオまでいかにも英国的な響きのアコギ、繊細に紡がれるエレキのリード、神秘的なフルートも絶品。これは名作です。
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
マルチ・プレイヤーであるANDREW MARSHALLとドラムのDAVE BRIGHTMANによるユニットながら、完全にバンド・スタイルのサウンドになっているWILLOWGLASSのデビュー・アルバム。
最初に聴いた時のバンド・イメージはキャメルでしたが、改めて聴いてみるとジェネシス・ファンにこそ聴いて欲しい作品だと思います。
キーボード好きにとっては全編に亘って使用されているメロトロンやオルガンはもちろんピアノの印象も強いのですが、アコースティック・ギターやフルートの音色も欠かすことが出来ない魅力のひとつになっています。
9曲目の「Waking the Angels」ではイエスのようなきらびやかさもあり、まさに英国らしい正統派シンフォ・ロック作品です。