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フィンランドのグループ、08年作3rd。北欧らしい透明感溢れるヴォーカル&メロディが印象的で、エッジの立ったギターが分厚い壁を築くヘヴィなパートでも、どこか澄んだ空気が漂っていて常に流麗さがあります。メロディはどこまでもクリアで伸びやかで、キーボードは時にテクニカルに時にメロディに寄り添うように縦横無尽にメロディを紡ぎ、ギターは硬軟にメリハリのある演奏で楽曲をドラマティックに彩る。演奏、構築美、メロディともにハイ・レベルな圧巻の傑作。
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
08年3rd
フィンランドのメロディアス系プログレバンドの3rd。
昨今のプログレッシブメタル色も感じさせつつ、メタル
嫌いなファンにもなかなかアピールできそうな作品です。
英国ポンプや、最近だとFROSTのようなパワフルな音を
軸に、あくまでメロディアスさに重点を置いた充実の内容
であり、後半には儚げなフルートも登場して、北欧的な
清涼感を演出しています。
安定したボーカルと分厚いコーラスワークは、彼らがあくまで
メロディー志向のプログレバンドだということの証でしょう。
前半はメタリックな雰囲気に驚きますが、中盤、後半に
なるにしたがって、レトロなプログレッシブロック色が増し、
聴き終ることには虜になっている、そんな作品です。
レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
誤解を恐れずに言うならば、キャメル+クリムゾン+リンキン・パーク!?
1曲目や3曲目のメロディアスな曲調や5曲目のフルートなどはキャメル色なのだが、2曲目のアップデイトされたメロディの中には「宮殿」が見え隠れし、ラストもまた初期クリムゾンが甦る。
かと思えば、ギターがハードな演奏に切り替わると、リンキン・パークのようなカッコよさ。
さらに言ってしまえば、ラストの女性コーラスはフロイドの「狂気」並みの美しさか!
しかし、どの先人たちの二番煎じにも陥っておらず、比較的長めの曲が多い中で1曲の構成が見事だと思うし、メンバーの演奏力も確かだと思う。
あと、メロディアスで穏やかな曲と、ハードで激しい曲を歌い分けるヴォーカルがとても良くて、厚みのある演奏にも負けない声量で歌い上げるかと思えば、しっかりと泣かせ所も押さえている。
ハードな一面もあるが、それでもメロディ重視のプログレ作品♪