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英国はグラスゴー出身。後にアレックス・ハーヴェイと出会い、センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドへと発展するグループ。70年作の1st。前半は、アコースティック・ギターのバッキングを活かした英国的な牧歌性も感じさせるサウンドで、後半はツェッペリンも意識したハード・エッジなサウンドへとシフト・チェンジ。聴き所は、なんといってもZal Cleminsonのギター。コシのある歪みで、タメの効いたリフ、鋭角に畳みかけるスリリングなリードともに懐深く弾いていて、パトゥのオリー・ハルソールあたりにも通じる、ブリティッシュならではの陰影に富んだいぶし銀のフレージングが光っています。リズム隊も特筆で、特にベースのChris Glenは、後にMSGにも参加する名手。クリームのジンジャー・ベイカーにも負けないセンス抜群のベースを響かせています。2ndはハード・ロック化しますが、本作は、深い森に迷い込んでしまったような幻想性や陰影が感じられるのが特徴。渋くメロウなスルメ名盤です。
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
いろんなガイド本で紹介されておりましたから知ってはいました。オリジナルは中途半端に高くて「アレックス・ハーヴェイが可愛がってた同郷のバンド?」と云うこと位しか情報はなかったので...。CD化も独Repertoireあたりでやってくれてりゃ、もっと早くに気がついてたのにね。
とにかく初めて聴いたわけですが、前半はDEEP PURPLE 1st〜3rdの牧歌的部分を抽出したようなカンジ。中盤からオルガンが絡んできて暴れだすとCRESSIDAの1stとか、INDIAN SUMMERなんかを彷彿させるといったような...あぁ...プログレ者の悪い癖でマイナーな喩えしか出てこない!すみません、無知なだけですね。
というわけで1stを最初に聴いたら、「かなり良かった!」わけでした。次は2nd聴こうっと。
それにしても、なんでも手軽に聴けるイイ時代になったなぁ、しみじみ...。