カケハシ・レコード

はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン

ウィンドウズ

タイ・フォン

評価:53件のレビュー

在庫あり : 土曜・日曜は発送休み。翌営業日発送いたします。

WPCR12521(ワーナー・ミュージック・ジャパン) 【07年発売CD】

紙ジャケット仕様、07年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価2095+税。

1290円 (税込1419円)

帯【有】 解説【有】

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | 並 | 不良 |

【査定担当者からのメモ】
紙ジャケに側面部に色褪せあり

カートに追加

カケレコ・レビュー

フレンチ・シンフォを代表するグループ、76年作、繊細な幻想美、泣きの叙情、ハードロックの哀愁が同居する大名作!

ベトナム系フランス人を中心に結成され、ASIA MINORと並び、混血グループの強みを生かした無国籍な魅力を持ちながらも、フランス産らしいシンフォニック・ロックと独特の哀愁、そしてテクニカルなバンド・アンサンブルで有名なグループの76年2nd。基本的な路線は前作と変わらず、普遍的なメロディーと哀愁を放ちながら、ハードに、そしてシンフォニックに盛り上げる作風となっていますが、前作以上に幻想を帯びた楽曲構成とアレンジの上手さが見て取れ、彼らの持ち味である美しいメロディーと絶妙に絡みついた、デビュー作と並ぶ傑作となっています。

他のお客様の同時購入CD

YouTube動画

レビューの投稿

他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。

レビューは登録ユーザーのみ記入できます。

新規登録

ログイン

レビュー一覧

評価:5ユーロのハードプログレ大傑作(7 拍手)

レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る

76年2nd
脅威の無国籍バンド、TAI PHONGの2nd。
一般的にはフランスのグループとして認知されています。
歌詞が英語で歌われているせいでフランスっぽくないのだと
思っていましたが、メンバーにハーフの人物が多く、フランス
の他に、ドイツ、ポーランド、ベトナムまでの血が混ざり合っ
た無国籍なメンバー編成が楽曲にも表れているように思います。
楽曲は特に誰からの影響と言うことを感じさせず、完全に彼ら
のオリジナルの世界観。間違いないのはユーロのハードプログレ
の中でもずば抜けてメロディーメイクに秀でたグループであると
言うことです。
ポップ、と言うと違和感がありますが、日本人の琴線に触れそうな
旋律に溢れたアルバムです。ジャケットも含めなぜか日本人に訴え
かけるものが多いような気がする、不思議な作品ですね。

ナイスレビューですね!

評価:51番好きなアルバムです。(2 拍手)

レビュアー:easy livin’さん レビューをすべて見る

これは俺が高3の時クラスメートがカセットテープにダビングしてくれたのを貰って聴いて1発で、コレダッという強烈な思いで則中古LP買って伊藤政則氏のレビュー真剣に読んでワクワクしてたんだ。結局はカケレコでリマスター、ボートラ入り紙ジャケCDを買った訳です。日本人受けするよね今現在聴いてみても。1stも確かに名盤だよ。だけどこちらのほうが好きですハイ。GAMESの曲に海の潮の音のSEなんか使用して、人間の全てにおける、それこそゲームの馬鹿らしさ、結局誰が勝っても負けても、結局金に追いかけられ追いつこうとしたり、会話の色々、全てはゲームの儚さは最後はやはり海の音で締めくくられGAMESという歌詞の意味合は違えど同じニュアンスで終わる。と、突然間髪入れずに曲調がガラット変わって次の曲に続いたり。ボートラ全曲含めアルバム全体で素晴らしく後世に語り続けられるでしょう。満腹の満点評価です。1聴あれ。

ナイスレビューですね!

評価:5インドシナの強さとはかなさ(2 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

72年結成という時期から類推して、わたしはカーンとタイの二人を、留学中に本国へ帰れなくなったベトナム人なのではないかと考えているのです。75年以降の社会主義政権の樹立と続く中越紛争を二人はどう見ていたでしょうか。タイ・フォンの過剰な湿り気は、間違いなく東洋的なものです。現在ではジャン・ジャック・ゴールドマンが中心メンバーだったという線に落ち着いているようです。がしかし、二人のボーカルがなかったら初期のタイ・フォンは成立していません。

ベトナムに行ったことはありません。ベトナムの工芸品や服装は、インドシナの中でも鮮やかな色彩と透明感があって、ラオスやカンボジアの色彩感覚とも多少違うと思っています。インドシナの中でいち早く工業化に成功し、西洋的な文化の受容にも寛容です。一方で軍事的にはインドシナの中では強国で、周辺から常に警戒される存在です。世界でも米国と中国に対し勝利した国は、ベトナムしかありません。

繊細さと展開の激しさが支配する彼らの音楽にあって、わたしが最も関心するのがドラムズです。的確な演奏に、素晴らしい録音だから。この打ち降ろす様なビートがあってこそのタイ・フォンです。そして底流に流れる寂寞感と哀しみ。雪の積もった冬の情景にとても似合う音楽です。

ナイスレビューですね!

関連カテゴリ