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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
グラム・ロックとしてデビューしたグループですが、78年リリースの本作は、邦題『甘い罠』がピタリとはまるスウィート&メロウなポップ・ロックを聴かせています。センシティブで美しいヴォーカル&メロディ、キャッチーなハーモニー、胸を打つドラマティックな展開が見事で、特にヒットした「Love Is Like Oxygen」、名バラード「Fountain」は名曲。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
「ラブ・イズ・ライカ・オキシジェン」は、スイートのチャートインした曲で最後のはずです。前作でディスコ・ファンクに行くんだろうなと予想してはいました。…でも、これほど魂を売ってしまったかと思います。彼らはポップ・グループであり、芸風は衣装のように変えていくもの、という事実は理解します。スイートは米国での成功を目指し、この盤あたりから拠点を西海岸に移しました。70年代終期に英国は、パンク、スカ、レゲエと対決せざるをえず、オールドウェイブ側の変化もその状況で起こっていたんです。ところがスイートはそうした波しぶきもかぶりませんでした。…まあ、仕方ないところです。わたしの好きだった彼らのハードな側面は、「衣装」だったのかと自分を納得させるしかありません。
アンディ・スコットやスティーブ・プリーストは、ハードでポップなスイートを存続させたかったようです。現実を見ろ派のブライアン・コノリーと深刻な対立をしていくようになります。
ギターやシンセサイザーが唸らないスイートは、スイートではありません。ところどころで出てくる、かつてのどんどこビートや高音のコーラスにスイートらしさを感じてしまって、その瞬間だけはっとします。どれだけこのバンドのことを好きなんだか…。2024.06.22