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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
トゥモロウ〜プリティ・シングスと渡り歩き、プリティ・シングスでは英サイケ・ポップの名作『S.F.SORROW』を残し、後にはデヴィアンツの面々とピンク・フェアリーズを結成したり、シド・バレットとのグループも画策したり、英アンダーグラウンドを居場所に活躍するドラマー。プリティ・シングス在籍時の69年に、トゥモロウやプリティ・シングスやデヴィアンツやティラノザウルス・レックスのメンバーのサポートを受けてロンドンで録音されたソロ・アルバム。シタールやタブラやSEがドロドロと渦巻く英サイケの名作。ドラムが混沌を刻み、ファズ・ギターがエキセントリックにうめきまくるトラックのカッコいいこと!幻想的なメロトロンも特筆。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
奇妙なことに60年代の欧米では、ドラッグは「体に良い」と考えられたフシがあります。オルダス・ハックスレイの「知覚の扉」なんて著作もあります。わたしは読んでも何のことかさっぱり理解できませんでした。そればかりでなく、セックスやロックンロールも知覚を広げるため、新しい感覚を得るためと若者や左系の学識者が飛びつき、どんどん依存症患者を量産していったのでした。わたしも音楽依存症がこのトシまで治らず、「死に至る病」となっています。(ごめんなさい。わざと誤用して書いています。)トウィンクにとってサイケデリックは同様の病だったのでしょう。70歳を越えても続いているようですから。
野蛮なビート、ざくざくしたギター、歪んだギター、女性の喘ぎ声…まあ、なんでも叩き込んであります。トータルに音楽として楽しむことは難しく、この雰囲気を味わって解放感を得るか、危ないパーティの背景に流しておくことになるのではないでしょうか。サークルの内側に入らないと楽しめない音楽の典型です。これを絶賛する人がいる一方、ドラッグも知らず若者でもないわたしは、ひたすら疎外感を味わっています。何を楽しめと言うのだろう。
シド・バレットとかティラノザウルス・レックスとかピンク・フェアリーズとかのユーザーには必携盤かと。彼らの危なさが実感できます。2024.02.11