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ポップとヘビーの両側面から好きになれる傑作コンピレーション（3 拍手）

レビュアー：たすけさん レビューをすべて見る

テムペストの人気って落ちないです。70年代当時のバンドの人気をはかる方法に、渋谷陽一氏DJのNHKFM番組「ヤングジョッキー」でのオンエア率をはかるというものがありました。テムペストはデビュー時にしか放送されなかった記憶があります。それも、今頃ハードロックかよ、みたいな扱いで。巨大通販サイトのレビュー欄が増え続けていて、いかにこのユニットの人気が拡大しているか判ります。特にアラン・ホールズワースの駆け出しの頃の無鉄砲さが聴けるという意味もあるんでしょう。

ディスク2のBBCライブがこのCDの素晴らしいところ。司会者は、オリー・ハルソールが昨日加入したとアナウンスしています。右ハルソール、左ホールズワースで、基本ホールズワースのリードで進みます。けれど隙あればハルソールも勿論からんできますし、ハイズマンやマーク・クラークも大人しくプレイしているわけではありません。コロシアムの演奏格闘技を目指す精神は、見事に引き継がれています。速いけど重いんですよ。この、両肩に5kgづつかかってくる重みがハードロック患者には心地よいです。

「ユー・アンド・ユア・ラブ」と「ドリーム・トレイン」がおそらくサード作になるはずだった秘蔵録音です。コーラスやギターのカッティングにビートルズを感じる素晴らしい2曲です。2022.08.31

ナイスレビューですね！

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