はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
ハンガリーのグループ、06年作2nd。名作1stの延長線上にあるテクニカル・プログレ。メタリックな硬質さ、アコースティック・ジャズのふくよかさ、フュージョンの軽快さが違和感なく融合したサウンドからは、一聴して聴き手を捉える明快なテンションとともに、豊潤な奥行きを感じます。各音の瑞々しさと躍動感は特筆もの。単にテクニックで押すだけではない、豊かな音楽性が感じられます。これは傑作です。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
1st聴いた時の「びっくり仰天島」みたいな感動は薄め。ギターもメタリック感が少し控えめになり、ドラムもおとなしくなった感じですが、1stと比べるのは酷でしょう。最近のハード・フュージョンの中では(ちょっと前ですけどね)かなり上質だと思います。ザッパ系を期待する人には物足りないかもしれませんが、ブラッフォード・タイプとか後期UKとか、最近なら BAD DOG Uなんかが好きなヒトなら「よし!」となると思います。
1stには勝てないけどね。MIST SEASON から管楽器抜いた感じ、つまりECMの頃のメセニーに似てる、といえば似てないコトもない。要するに聴きやすくてイイ感じなのだ。
レビュアー:まあさんさん レビューをすべて見る
フュージョンとしか言いようのない音楽。
メロディ自体はキャッチーで聴きやすいんだけれど、ギターもドラムもキーボードもベースも斬新なアイディアの宝庫!
フレーズといいリズムといいアンサンブルといい素晴らしい。
ややこしいリズムと変拍子はほとんどアヴァンギャルドと言ってもいいぐらい複雑怪奇。
なのにノリが悪い訳でも無い。
これだけ難しいリズム構成でビート感出すのは大変だろう。
タイム感を出す楽器が次々と入れ替わっていく発想はロックにはなかなか無い。
度肝を抜く導入部「they're coming」から変拍子の中の疾走感が良い「Ego」、
「Victoria」でjazzyにキメたかと思うと現代プログレ風にソリッドな「The Merovingian」、かと思えばピンク・フロイド風の「Igor The Dog」。
引き出しよーけあること!