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ハンガリー出身、抜群のテクニックを武器に、シャープでスリリングなアンサンブルで次々と畳みかけるテクニカル・プログレ。02年作の1st。DREAM THEATER譲りのメタリックに疾走するパートあり、フュージョン・タッチの流麗なギターと広がり豊かなアンサンブルが気持ち良い軽快なパートあり、ピアノが躍動するAFTER CRYINGばりの鮮烈なシンフォ・パートあり、とにかく硬質さとしなやかさが絶妙にバランスしたアンサンブルはかなり完成度高いです。名作!
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
友人が「こんなの聴いたこと、あります?」とCDRで送ってくれました。
東欧のジャズ・ロック?あんまりピンとこなかったんですけど、聴いてるうちに欲しくなって「どこで買った?」と尋ねたら、「目白で随分前に買ったんスけど。
まだカケハシで載ってますよ」と教えてくれて慌ててオーダーした一枚(やれやれ)。
何回も聴き直してやっと気づきました。Dr、です!Gtrが少々メタリックになっても、チャップマン・スティック導入してもDrがシンプルなんですね。余裕の技、とでもいうんでしょうか。当然 他のメンバーも上手い!それでも音の厚みを自在に調節してるのは70年代の薫り、プンプンのドラムのヒト!素晴らしいの一語に尽きます。
ドリム・シがインスト演っても絶対こんな音空間はできないだろうな(ファンの方、ごめん)。ピザ・マン初期とシャドウ・ファックス混ぜるとこうなるんでしょうか?あるいはPrivate Music時代の Andy Summersのジャズ・ロック期に David Sancious のシンフォ味を加えると・・・あぁっ、上手く表現できない!もう自分で聴いて「うおぉっ!」と感動してもらうしかないです。
おっとメロも抜群です。ジャズ・ロックでよくある退屈なインプロは無いし、捨て曲はひとつもありません。大曲も聴きどころ満載で、1stとは思えないし。編集盤ベストといってもいいくらい(くだらないベスト選曲よりイイです)。
02年作、というわけで未聴の方、焦ってオーダーしましょう。
8年間も自分は何聴いてたんだ?と反省させられた一枚。カケハシに売れ残っていて助かった(笑)。
レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
02年作
ハンガリーのテクニカルプログレバンドの作品。
ジャンル的にはジャズロックの範疇に入るわけですが、Dream Theater
ばりにザクザクと刻むギターが登場したり、泣きまくりのシンフォニッ
クスタイルになったり、おしゃれなフュージョンサウンドになったり、
良く言えば柔軟、悪く言えば雑多な音楽性ではあります。
ただ、楽曲の構築力に優れているのでしょう、そういったごった煮な部
分もきちんと整理されており、とても洗練されたサウンドになっている
のがすごいですね。もちろんテクニカル系ということで各メンバーのプ
レイはスリリングで聴き所も多いです。
様々なジャンルが融合したなかなかの力作と言えるでしょう。