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超絶技巧を駆使したテクニカル・シンフォニック・ロックを奏でるアメリカの技巧派グループによる76年唯一作。自主製作作品としては驚愕の内容である本作は、テクニカルなヘヴィー・シンフォニック・ロックの傑作であり、構築的なサウンドはYESを彷彿とさせ、偏屈なフックを用いた展開の多用は、テクニックに裏打ちされたGENTLE GIANT路線の素晴らしいものです。また、フルートやトランペットと言った管楽器の存在が彼らにフォロワー以上の個性を与えており、それらの硬質なアンサンブルの上で叙情的なヴォーカル、コーラスが響きます。
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レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
76年作。
あまたのGentle Giantフォロワーの中でもトップの絶品プログレを
作り出した名グループです。
Gentle Giant系と言うのは楽曲の突拍子のなさだったり、精神的な
部分に多く表れているのですが、音楽的な部分についてはむしろ
Gentle GiantよりYES系の明快さと硬質な構築美を持っています。
アメリカのプログレらしい突き抜けるような感覚も、その明瞭な
音像を際立たせています。
アルバムを通して終始、変拍子を駆使した畳み掛けとキメだらけな
楽曲に圧倒されますが、ただ難解なのではなく、なぜかすんなりと
聴けてしまうのもアメリカンプログレならではの消化能力でしょう。
もはやフォロワーの域は完全にはみ出し、強烈な個性を放つ名盤と
なっており、オススメです。
近年再結成してプログレフェスにも出ています。