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キーボーディストVICENTE GUILLOTを中心とするグループ。77年作の1stアルバム。VICENTEが奏でるメロトロン、ストリング・シンセサイザーを中心とする壮大なシンフォニック・ロック作品。静と動のコントラストを生かしたダイナミックな構成、リリシズム溢れるメロディー・ライン、美しいメロディーを感動的に歌い上げるヴォーカルなど、聴き手の心を一瞬で捉える力強さに溢れたサウンド。スパニッシュ・シンフォを代表する傑作。
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レビュアー:kobakunさん レビューをすべて見る
1曲目からテンション高いです。スパニッシュな香りがする、いかにもシンフォなイントロ。イタリアのカンタトゥーレを思わせる抒情的な歌い出し。これだけでも十分ですが、真骨頂はその直後のオペラティックな歌唱と泣きのメロディー。お〜、これは「トゥーランドット」か「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」か。
この後ももったいないと思うぐらい、やたらと展開し、どこかのグルメリポーターではありませんが、まるで「音の宝石箱」です。とにかくアイデアにあふれていたのでしょう。何度聴いても当分は飽きないこと請け合いです。途中、サービス精神の行き過ぎで、ロックンロール調まで飛び出すのはご愛敬ですが・・・。
スパニッシュ・シンフォは、NuとかBloqueとか、ハードロック調が強すぎてやや苦手でしたが、このバンドはそうした部分はあるものの、基本にクラシカルな雰囲気があるので気に入りました。メロトロンやストリングス、シンセ、ピアノなどをふんだんに使い音がカラフルな所もいいです。
それにしても1曲目の歌メロの素晴らしいこと。毎日聴いて一緒に唄ってますが、惜しむらくは6分の曲中たった2小節しかないこと。もっと繰り返せばいいのに。まあ、それだけ贅沢だってことですが。次作もかなりいいとのことなので、カケハシさん、何とか仕入れお願いします。
レビュアー:0321PROGさん レビューをすべて見る
77年1st
ヴァレンシアのシンフォニックバンドのデビュー作。
広がりのあるストリングスを初めとした各種キーボードの音色が
特徴的な名バンドですね。
リズム隊については極めてハードロック的であり、ギターは
ハードロックの形をとりつつスパニッシュな熱いソロも取ります。
そしてスペイン語ボーカルはオペラティックな歌い方でとても
個性的ですが、これがスペインの熱い叙情に良くハマっています。
スパニッシュ入門の1枚として、カナリオスと共にオススメ。