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「オーストリアのGENESIS」と云われたシンフォ・グループKYRIE ELEISONのキーボーディストGerald KramplとベーシストNorbert Morinが結成したグループの84年1stアルバム。GENESIS憧憬を帯びたサウンドを鳴らしている点はKYRIE ELEISONに通じますが、甘いシンセのトーンや電子ドラムの使用に84年という時期が反映されており、IQやPENDRAGONら同時期の英ポンプ/ネオ・プログレに近い質感のメロディアス・プログレとなっています。Phil Collinsばりのタム回しで派手に打ち鳴らす電子ドラムに乗って、華やかな音色のシンセとギターがファンタジックに交歓し、少しPeter Gabrielに似たヴォーカルが伸びやかに歌う、爽やかに駆け抜けるサウンドがとても心地いいです。KYRIE ELEISON時代からの特色だった、クラシカルなピアノを印象的に聴かせる叙情ナンバーも素晴らしい。もしこれが英国のバンドによる作品なら、ネオ・プログレの名盤として語り継がれていたであろう完成度です。GENESISファンは勿論、MARILLION、IQ、PENDRAGONファンにも聴いて欲しい名品!
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
10年程前にCDR再発された時はゲットできなかった。"Collection Of Tales"という編集盤に5曲が収録されてたから我慢しよう…と思ってたけど、今回やっと入手。コレは嬉しい。
ラスト11分越え"Nightwatch"はGenesisフォロワーのお手本みたいな佳曲。前述の編集盤に入ってなかったから感無量。ただ彼らの魅力は前身バンドKyrie Eleisonでは聴けなかった「England "Garden Shed"に通じる明るいポップ感覚」にも有ると思ってるので、全編聴いてやっと個人的なミッシングリンクが埋まったと思った。
さてさて、こうなったら2011年再始動時後にCDRで発表された2作、Echoes From The Past, Just A Dream の入荷も期待します。